夏の醒井宿とバイカモの花(滋賀県米原市)

醒井宿の町並み

故郷滋賀の美しい風景をお伝えできたらと続けている、写真ブログ「Katata/堅田」です。今回ご紹介するのは、8月26日の朝に撮影した醒井宿の写真です。

醒井(さめがい・滋賀県米原市)は中山道の61番目の宿場で、地蔵川の清流とバイカモの花で知られます。夏はサルスベリ(百日紅)のピンクの花が、印象的な場所です。

ほぼ始発の電車で出かけたので、さすがに誰もいませんでした。車と自転車に注意して、撮影開始。暑くなりかける6月頃から、こうやって風景写真を撮ることが多いです。

 

昨今撮影のマナーについていろんなことが言われていますが、私が本格的に撮影を始めた数年前、すでに京都や奈良のお寺は撮影禁止・三脚禁止のところがかなりありました。観光地に行っても、男性カメラマンで通行人や他の撮影者に邪魔だと怒鳴ってくる人もいたり。

怒鳴る人は静かににらんで、その場を離れることにしていますが、私がもっと前に生まれていて、男だったらよかったなと思うこともあります。今回のような風景写真を撮って行く事は今後ますます難しくなるだろうと感じています。

ですが、そんなとき醒井や堅田のような町で味方になってくれたのは、地元の皆さんや、ご年配の方、お子さんたちでした。自転車を止めてくれたり、他の場所を教えて頂いたり、ありがとうございます。これからも優しい写真を撮っていけたらいいなと思っています。(次回は醒井のネコが登場です。)

醒井宿の町並みとサルスベリ


地蔵川の清流とバイカモの花とサルスベリ

バイカモ(梅花藻)は、清流に咲く白い花です。
サルスベリのピンクの花びらが地蔵川に落ちて、バイカモの白と緑に映えていました。


醒井宿問屋場と地蔵川とバイカモの花

醒井宿問屋場の前を流れる地蔵川。咲いているのはすべて、バイカモの花です。

バイカモの見ごろは6月から8月末。行けばほぼ花が見られる場所が、醒井宿問屋場(醒井宿資料館)前です。夏の醒井を撮りたくて出かけたのですが、こんなにたくさん花が咲いているのを見たのは初めてでした。

撮影しているうちに背中が汗びっしょりになりました。

地蔵川と居醒の清水

加茂神社の向こうに、居醒の清水があります。古事記や日本書紀に登場し、ヤマトタケルノミコトが傷を癒すために用いたとされる湧水です。平成の名水百選に選ばれています。涼しげですね。

▼こちらもどうぞ。2013年夏に、中山道を柏原から醒井まで1宿分歩いたときの写真です。米原はどこへ行っても美しいです。

伊吹の荒ぶる神2(中山道・柏原宿から醒井宿を歩く~後編:柏原一里塚から醒井「...
中山道・柏原宿から醒井宿を歩く~後編は柏原一里塚(滋賀県米原市柏原)から掲載。写真は柏原一里塚(復元)。江戸日本橋から数えて115番目の一里塚だという。街道を挟んで北塚と南塚があったというが、両者とも現存しない。一里塚とは、大きな道路の側に1里(約3.927km)毎に旅行者の目印として設置した塚をいう。榎な...

 

暦の上では処暑となりました(2016年8月23日)

彦根城廊下橋,Hikone Castle

暦の上では処暑となりました(2016年8月23日)。
暑さが和らぐといわれる頃なので、大雨も猛暑も収まってくれるといいのですが・・・。

今回は、さわやかなこの方に登場して頂きましょう。彦根城にお住まいです!

ひこにゃん登場,Hikonyan

走るひこにゃんです。

ひこにゃん登場,Hikonyan

皆さま、お変わりありませんか。早く涼しくなるといいですね。

彦根城佐和口多聞櫓とお堀の白鳥,Swans at Hikone Castle

彦根城のお堀には、白鳥もいます。桜の季節には内堀でよくみかけるのですが、今回の写真は二の丸佐和口多聞櫓で撮影したものです。

Copyright(c)Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

日本百名山・伊吹山の夏の花(2016年8月9日撮影)

ガスに覆われた伊吹山

8月に入って猛暑が続いていますが、お変わりありませんか。少しでも涼しげな写真を・・・ということで、8月9日に撮影に行った伊吹山の写真を掲載します。

麓はいいお天気でも、山頂駐車場から見た山頂付近はご覧の通りのガス・・・天気を気にしながら、一番奥の西登山道から上りました。

西登山道は、伊吹山頂まで徒歩約40分・距離は約1000m。お花畑が楽しめるコースです。(※2014年夏に来たときは「遊歩道」と呼ばれていましたが「登山道」に名称変更されていました。)


ルリトラノオ
8月の伊吹山でひときわ目を引いたのは、紫色のルリトラノオです。


シモツケソウ
そして、ピンクがきれいなシモツケソウ。夏の伊吹山を代表する花です。


キオンの花
西登山道の所々に獣よけの扉がありました。2014年夏に来たときはなかったものです。扉をくぐると、眼下にお花畑が広がっていました。写真はキオンの花です。


コオニユリとクサフジ
コオニユリの花もよく見かけました。周りの紫の花は、マメ科のクサフジです。


ツリガネニンジン

キキョウ科のツリガネニンジン

2014年は7月の終わりに伊吹へ来たのですが、そのとき満開だったメタカラコウヤマホタルブクロは、今回は終わりかけでした。時期が変わると花も変わるので、毎回微妙に違うのが山の面白いところです。


シモツケソウ群生地

突然眼に飛び込んできたのが、シモツケソウの群生地。獣よけのネットの向こうに、見事なお花畑がありました。

保護活動をされている地元の方の話では、シモツケソウはシカやヨモギに負けてしまうので、ネットを張って除草をしながら、3年かけてここまで育てたそうです。


石灰岩の斜面とお花畑

再び獣よけの扉をくぐって、西登山道の脇道に出ました。白く見えているのは石灰岩で、斜面には黄色い花が咲き、霧が出ていてどこか幻想的な風景。百名山らしい雰囲気のある写真が撮れました。


3合目へ続く登山道

伊吹山の登山道がくねくねと、3合目に向かって伸びています。麓の上野登山口から続く登山道とここで合流します。


カワラナデシコ

8月の伊吹山のもうひとつの主役、カワラナデシコの花が咲いていました。


霧の伊吹山寺

山頂はこの通りのガス・・・気温は23度。東登山道(下山専用で徒歩約60分・距離は約1500m)で下りるつもりでしたが、中央登山道(急勾配だけど約20分・距離は約500m)に急遽変更しました。

写真の伊吹山寺は伊吹山修験道の寺で、入ると仏像を拝むことができます。僧侶の方が詰めておられて、先ほどまで気温は18度だったと話しておられました。

伊吹山は古来から修験道の聖地でしたが、江戸時代を最後に衰退の一途を辿ったため、再興を発願した方が昭和60年(1986年)に山麓伊吹山寺を再興されました。その後平成3年(1991年)になって山頂に本堂(写真)が再建されています。


お花畑

途中で脇階段があったので、少し寄り道してみると・・・ネットの向こうにお花畑が広がっていました。きれいだなあ・・・フェンス越しに望遠で撮っています。


中央登山道

中央登山道は、長い階段が続きます。あれ、晴れてきたぞ??


サラシナショウマ

サラシナショウマの白い穂が風に揺れる風景。秋だなあと感じる瞬間です。


竹生島と琵琶湖

竹生島と琵琶湖が、かなたに見えていました。左の山が伊吹山です。


晴れた伊吹山

うーん、山頂はすっかり晴れているぞ・・・
これが山だな・・・いつかまた来よう・・・


▼晴れた日の伊吹山。2014年7月に西遊歩道と東遊歩道(当時)で撮影しています。

伊吹山と夏の花~2014年夏の撮影日記から
今年の夏は本当に雨(豪雨)が多かったですね。被害に遭われた地域の皆様には、心からお見舞いお申し上げます。今回掲載するのは、豪雨の合間を縫って撮影してきた夏山の風景です。実はこの日の午前中(移動中)は大雨で、昼過ぎに奇跡的に晴れてくれました。冒頭の写真は、紫色の花が印象的なウツボグサです。撮影した...

▼伊吹山の山岳信仰について

惣持寺(長尾護国寺)と伊吹山寺~早春の滋賀県米原市大久保から(2)
日本百名山として知られる伊吹山は、古くから修験道で栄えた山岳信仰の地でもありました。かつて山腹から麓にかけて4つの護国寺が存在しました。その一つ「長尾護国寺」の後身が、滋賀県米原市大久保にあります。寺号は惣持寺(そうじじ)です。長尾護国寺の毘沙門堂。この時期に訪ねると、ロウバイの花がお日さまの光を...

 

日本の里山・仰木の棚田と、仰木の里の棚田(2016年7月撮影・地図付き)

馬蹄形の棚田

7月に入っていろんな天気や気温の日がありますが、皆さまお変わりありませんか。

暑い日や大雨の日が続いた先週、梅雨の晴れ間を縫って「仰木の棚田」へ行ってきました。地元草津の歩こう会が、おごと温泉駅から棚田へ歩き(片道1時間半)、昼におごと温泉駅へ戻る行程で歩くというので、ご一緒させて頂きました。

仰木の棚田は2エリアあって、ひとつは奥比叡ドライブウェイから仰木郵便局にかけての道沿い、もう一つは県道47号線沿いで馬蹄形の棚田(写真)と一本桜がある場所のエリアです。今回行ったのは後者で、記事下の地図で「仰木の棚田」と出ている所です(滋賀県大津市仰木)。

仰木の棚田

↑比叡山の麓が曇っていたので、仰木の棚田はこんな感じでした。
↓県道47号線をはさんだ琵琶湖側は、よく晴れていました。

仰木の棚田の琵琶湖側

途中で仰木小学校の裏を歩いたのですが、里山が良く残っているところで、家々も自然も本当に美しかったです。かなり暑かったですよ~。ということで一挙掲載します!!日本の夏の風景、仰木の里山です。

仰木4丁目の橋の上から見た棚田

ひまわりと棚田

仰木の町並み

仰木の里山と田んぼ

↑ハスの葉っぱです。 ↓引くとこんな感じです。向こうの山が比叡山です。

ハスの葉っぱと田んぼ

徒歩で行かれる方のために、当日のルートを書いておきますね。車の方は現地に駐車スペース(数台分)があります。

▼行きの道。
おごと温泉駅→フレンドマート雄琴駅前店→仰木の里団地集会所→市営住宅の前で湖西道路の上を渡る→右折2回→北大津高校校門前→仰木西公園(トイレ休憩)→県道315号線を西へ(坂道)→県道47号線を北上(坂道)→47号線と並行する歩道→仰木市民センターの脇の道→仰木4丁目13と14の間の道を北へ→仰木4丁目12と23の間の道を北東へ→県道47号線を北上→仰木の棚田

▼帰りの道。
仰木の棚田→県道47号線→仰木市民センターの脇の道までは同じ→仰木市民センター(トイレをお借りしました)→47号線との分岐点→大津北警察署仰木交番→仰木の里幼稚園→信号直進→グランドメゾン仰木の里を右手に直進→仰木西公園(通り抜け)→北大津高校校門前→左折2回→湖西道路の上→市営住宅前→仰木の里団地集会所→フレンドマート雄琴駅前店→おごと温泉駅


仰木の里の棚田

こちらは麓の仰木の里にて撮影。「仰木の里の棚田」とでも名づけておきましょうか。

 

仰木の里の棚田とお地蔵さん

仰木の里の棚田を見下ろせる場所で、仰木~堅田に多いお地蔵さんに出合いました。テロなどのニュースが続く昨今ですが、どうぞ世界が平和でありますように。

Beautiful Rice Terraces of Oogi and Ooginosato(Oogi and Ooginosato,Otsu city,Shiga prefecture,Japan).I pray for world peace.

Copyright(c) Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)
撮影日:2016年7月10日(日)午前


▼車の方&健脚の方向け情報:下記記事で、県道47号線沿いの棚田写真と撮影地の地図を掲載しています。

湖西の里山から2011・伊香立 【緑の大地、美しい山のまち(3)】 棚田と暮らす人...
手前、左の棚田の前では子供さんが遊んでいて、中央の畑では野焼きしているのが見えます。このあたりは農道に沿って大規模な棚田が続いて、一面の緑、緑でした。地図で確認したら、手前に写っている橋が、あの天神川でした。天神川は下流の堅田で琵琶湖に注ぐ川で、5月には鯉のぼりが泳いでいた川(→ 2011年5月のバック...

▼里山が一躍知られるきっかけとなった今森光彦さんの写真集「里山」、そしてNHK「映像詩 里山」第一弾の舞台が、仰木でした。NHKの番組のオープニング部分を下記で無料で視聴できます。お時間あればこちらもどうぞ。

NHK「映像詩 里山 ~覚えていますか ふるさとの風景~」

草津・烏丸半島のハス・・・2016年と2005年の変遷

今朝(7月2日)の新聞朝刊に、今年の烏丸半島のハスが「開花が見込めない」という記事が出ていました。

姿消えたハス、謎深まる 滋賀・草津、県内別の場所でも|京都新聞

滋賀県草津市の琵琶湖畔に位置する烏丸半島。ハスの群生地として知られ、「琵琶湖博物館」と「草津市立水生植物公園みずの森」などがあります。烏丸半島のハスの写真を探したら、2005年8月初めにコンパクトデジカメで撮影した写真が出てきました。

写真の中では一面にハスの花が咲いていました。このときは「みずの森」に入館して、敷地内から撮影したと思います。

当たり前のように見ていた景色ですが、毎年葉をつけ花を咲かせてくれていた自然の営みに感謝しないといけないですね。

2005年の烏丸半島のハス
琵琶湖上のハス群生地の向こうに、三上山(近江富士)が見える。2005年8月7日朝撮影。

伊吹山と夏の花~2014年夏の撮影日記から

ウツボグサ
今年の夏は本当に雨(豪雨)が多かったですね。
被害に遭われた地域の皆様には、心からお見舞いお申し上げます。

今回掲載するのは、豪雨の合間を縫って撮影してきた夏山の風景です。
実はこの日の午前中(移動中)は大雨で、昼過ぎに奇跡的に晴れてくれました。
冒頭の写真は、紫色の花が印象的なウツボグサです。

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特別編28 滋賀の里山から(9) 涼しげな水辺の風景、スイレンの花 #shiga #photo

スイレンの花

キラキラとした水辺で、今年もスイレンが美しい花を咲かせてくれました。

※この記事の前に、夏休みの自然観察イベント(7/23安曇川河川敷にて)のお知らせが入りました。「特別編27 滋賀の里山から(8) 涼しげな水辺の風景、スイレンの葉」は前々回に掲載しています。


「滋賀の里山から (9) 涼しげな水辺の風景、スイレンの花」 撮影地:滋賀県 2011.07.10 9:42
From Satoyama landscape in Shiga prefecture,Japan(9) Nymphaea

Satoyama landscape in Shiga,Japan.

Satoyama (里山) is a Japanese term applied to the border zone or area between mountain foothills and arable flat land. Literally, sato (里) means arable and livable land or home land, and yama (山) means mountain. Satoyama, which have been developed through centuries of small scale agricultural and forestry use, also promise biodiversity if properly maintained by human activities. http://en.wikipedia.org/wiki/Satoyama


※特別編「滋賀の里山から」バックナンバー一覧です。

特別編16 滋賀の里山から(1) 小さな働き者、ヒメクロオトシブミ
特別編17 滋賀の里山から(2) 幻のアジサイ、ヒチダンカ
特別編18 滋賀の里山から(3) 稀少種、カトウツケオグモ
特別編19 滋賀の里山から(4) カエルはどこにいるでしょう?
特別編20 滋賀の里山から(5) 夏の白い貴婦人、オオバギボウシの花
特別編25 滋賀の里山から(6) 春になると北へ帰る鳥、シロハラ
特別編26 滋賀の里山から(7) 春を告げるスミレ、シハイスミレ(紫背菫)
特別編27 滋賀の里山から(8) 涼しげな水辺の風景、スイレンの葉

終わらない夏の浮御堂 ~Ukimido/浮御堂 030(2)

8月の午前中の光と琵琶湖の青、夏の花、浮御堂

琵琶湖に浮かぶ禅寺・浮御堂を、浮御堂北湖岸から撮影しました。
午前中の光と琵琶湖の青、夏の花、手前の石が城山三郎氏の文学碑です。
その向こうには、浮御堂。

堅田といえば、「浮御堂」が、近江八景のひとつ「堅田の落雁」として知られています。

※次回の更新は、 9/10(金)の予定です。


堅田(滋賀県大津市)の写真 浮御堂 「8月の浮御堂1」 2008.08.10 09:51
■撮影地:浮御堂北湖岸(滋賀県大津市本堅田1丁目)


From the north lakefront of Ukimido Temple(浮御堂). As for Katata, Ukimido is known as one of Omi Hakkei (近江八景)or Eight Views of Omi made famous by Hiroshige’s picturesque woodblock prints.Ukimido is a temple which appears on Lake Biwa, crosses a small bridge and can visit.

photograph of Katata,Otsu,Shiga,Japan  Ukimido Temple 2008.08.10 09:51″Ukimido Temple in August”1

堅田で過ごす夏(22) 地蔵堂奥のベンチに座って、見る、外の風景 ~Honkatata/本堅田 314、104(2)

地蔵堂の建物を枠に見立てて眺める、夏の緑

御覧頂いているのは、こしきり地蔵の視線の先にある風景。向かいにある、祥瑞寺の緑です。地蔵堂内部のベンチに座って祥瑞寺の緑を見ていると、まるで胎内から外を見ているよう。

祥瑞寺は、 若き日(22歳から34歳)の一休さんが修行し、一休の道号を得たお寺として知られます。

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