東下りの中山道―美濃路の謡坂~細久手宿~大湫宿~十三峠、恵那山と御嶽山(岐阜県)

中山道の道標

中山道を京都から歩く人は珍しいそうで、8割方の人は東京から京都を目指して歩くと聞きました。

私は京都の近くに住んでいるので、中山道を歩くと決めたとき、必然的に東下りで行くことになりました。

2018年秋、京都から草津まで東海道を歩いた後に、草津から中山道歩きを始めました。2019年暮れまでに滋賀県すべてと岐阜県の大半を歩いたので、その一部をご紹介します。

中山道と言えば馬籠(岐阜県)から妻籠(長野県)、奈良井(長野)が有名ですが、今回はその手前に位置する岐阜県南東部(東濃)を中心にお届けします。日本の原風景が残っている、とても美しい所です。 続きを読む →





中山道守山宿の「かたたや」さん:江戸時代の堅田屋に由来していました

古民家

2018年の秋から中山道の撮影をしています。

実際に全行程を歩いている最中で、今まで滋賀、岐阜と歩き、2020年3月に長野へ入ります。岐阜の写真をご紹介する前に、滋賀を掲載しておこうと思いました。

撮影を始めてすぐ滋賀県の守山宿で出会ったのが「かたたや」というお店でした。ご覧の通り、素敵な古民家です。

ガイドさんの話によると、江戸時代に「堅田屋」という茶屋(旅籠を兼ねていた)があったそうで、堅田出身の方が始められたようだとの事でした。

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大乗寺の酔芙蓉(京都市山科区/2018年10月25日午前撮影)

大乗寺の酔芙蓉-1/Hibiscus mutabilis at Daijyo-ji temple

出会いは突然に、大乗寺の酔芙蓉:

先日来、京都から東京に向かって旧中山道を歩いている。京都~草津間は旧東海道と共通なので、旧東海道といったほうがわかりやすいかもしれない。

京都の三条大橋を出て最初の難関は、日ノ岡峠(蹴上~御陵の辺り)から山科への道である。上って下る高低差のある区間で、その日(10月7日)は気温湿度共に高く、歩くだけで精一杯だった。  続きを読む →

初秋の京都、東海道/中山道を歩く(中山道69次序章)―蹴上インクライン周辺の紅葉―

蹴上インクライン周辺の紅葉-1

久しぶりの更新になります。皆さまお変わりありませんか。

先月の台風等で周囲が被災したり、私の運営する災害時の情報支援サイトの移転作業があったりして、慌ただしくしていました。ブログを更新出来ることは幸せなことだと実感する今日この頃です。

さて今回掲載するのは、10月7日(日)に主に京都市東山区の蹴上インクライン周辺で撮影した写真です。 続きを読む →

伊吹せんろみちと廃線跡(近江長岡駅から徒歩で行く伊吹山登山口・滋賀県米原市)

伊吹せんろみち終点と廃線跡と伊吹山

少し前に「伊吹せんろみち」を歩いたと書いたら、検索で調べていた方がおられたのですが、詳しい情報が出ていないようなので、私が歩いた当時の詳細を覚えているうちに載せておきます。

伊吹せんろみちは、大阪窯業セメント(当時)専用鉄道の廃線跡の一部です。

大阪窯業セメント専用鉄道は総延長3.7kmで、伊吹鉱山の石灰石を運ぶ機関車専用路線でした。伊吹山でセメントの採掘が行われていた昭和27年から平成11年まで、麓を機関車が走っていた時代があったんですね。当初はSLで、ディーゼルを経て、最後は電気機関車「いぶき号」になったそうです。

平成19年10月に、廃線跡の一部(約2.4km)が遊歩道になりました。それが伊吹せんろみちです。1枚目の写真は、伊吹せんろみち終点と廃線跡と伊吹山です。せんろみち終点は伊吹薬草の里文化センターの裏手にあり、廃線跡はここだけに残されています。

伊吹せんろみちから見た伊吹山

2枚目の写真は、伊吹せんろみちから見た伊吹山です。

近江長岡駅からは、伊吹せんろみち入り口まで約1km。伊吹せんろみちは弥高川の扇状地を約2.4kmほど続きます。途中弥高川の下をくぐるのですが、その手前の道を左に入るとビオトープと森林公園(春照小学校管理・散策自由)があり、とても美しいところです。

弥高川下トンネルから伊吹薬草の里文化センターまでの道は果樹園の中を抜け、往時の雰囲気が偲ばれます。伊吹せんろみち終点(伊吹薬草の里文化センター)から上野まで1.7kmほど歩けば、伊吹山上野登山口(三之宮神社)です。

近江長岡駅、春照の伊吹庁舎前、伊吹薬草の里文化センター、上野口と三之宮神社前にバス停があるので、徒歩と合わせて利用しても面白いかもしれません。

伊吹薬草の里文化センターでは、薬草風呂入浴と食事ができます。売店にミルクファーム伊吹のアイスクリームがありますよ!(歩いた後のアイスはご馳走です^^)

円空作の十一面観音

ちなみに春照北国脇往還の宿場だった町で、先日ご紹介した円空仏があります(拝観要予約)。

近江長岡駅にはタクシーが最高3台常駐しています(運転手さん談・2016年4月当時)。駅から上野登山口まではタクシーで1890円でした。バスだと360円です(2016年4月当時)。

この日は列車事故があった関係で予定のバスに乗れなくて、3人で近江長岡駅からタクシーに乗ったら一人当たり600円強でした。というわけで、場合によってはタクシーをおすすめします。バス・タクシーとも所要時間15分。歩くと約1時間です。

◆距離・時間→近江長岡駅から伊吹山上野登山口まで:約5km・徒歩約1時間
(駅から伊吹せんろみち起点まで1km・15分、伊吹せんろみち2.4km・31分、伊吹せんろみち終点から伊吹山上野登山口まで1.7km・17分)

◆参考資料:伊吹せんろみち(米原市地域振興部地域振興課発行のパンフレット)

伊吹の荒ぶる神14(円空の仏像彫刻・大平観音堂の十一面観音)~近江山河抄の舞台を歩く(79)