Javaを始めるにはどうしたらいいか(Windows10 / Visual Studio Code使用編)

学生さんやコロナの関係で家で勉強している方には結構需要のある内容じゃないかと思って書いています(学校の授業で最初にやるというC言語にも当てはまる話だなと思いつつ)。

私がJavaの勉強を始めた時、買った初心者向けの本には開発環境やコンパイルの方法はほとんど書いていなくて困りました()。ネットで調べろ、使っているシステムのマニュアルを読め、アプリを使えなどと書いてあるだけで、根本的なやり方に触れているものは殆ど無かった記憶があります。

そこで、初心者にも使いやすいVisual Studio Code(略称 VS Code)でJavaプログラミングし、VS Codeの画面内でWindows Power Shellを用いてコンパイルする方法を書いてみます。

VS Codeを使うのが不安な場合は、以前ご紹介したTeraPadでもいいと思います(ただしShift-JISではなくUTF-8で保存してくださいね!

 

 ちなみに唯一まともに書いてあったのが独習Java(山田 祥寛(著))でしたが、初心者にいきなりEclipse(Pleiades)は難しくて途中で挫折しました。Eclipse(日本語版はPleiades)はJavaプログラミングによく使われている代表的なソフトですが、重たいうえに独特のフォルダ構成でどこに何が入っているのか分からず、恐る恐る使っていました。

その後JavaScriptやPythonを勉強したときにVisual Studio Codeという無償で軽くて使いやすいコードエディターと出逢い、もう一度Javaをやってみようと思い、いい本にも恵まれPleiadesにも再挑戦して使うようになり、今日に至ります。

【重要】大まかな流れ:Java導入→PATHを通す→Visual Studio Codeと拡張機能導入&設定→プログラミングした後コンパイルする

※他言語でもほぼ共通の流れです(C言語やC++では最初の箇所はコンパイラであるMinGW W64を導入。PythonではPythonを、JavaScriptではNode.jsを導入)
←C言語版も近いうちに書きます!

PythonやJavascriptの場合コンパイルが不要です。

 

1.Java(Java SE)をインストール

他言語と違ってJavaはここが少し悩みどころです。2019年に開発元のOracleがJavaを有償化したことに伴い、Oracle Java(個人で開発や学習に使うのは無料、商用使用は有料)、AdoptOpenJDK(無料)などが併存している状態です。

ここだけで長い紹介記事があるくらいなので、ここでは簡単な紹介と初心者向けの導入紹介記事をご紹介しておきます。

※Java SE(Java Platform, Standard Edition)とはJavaでの開発に最低限必要な機能が集められたもので、JDK(Java Development Kit)と呼ばれるパッケージで配布されることも。

 

方法1:Oracle JavaのLTS=Long Term Support(長期サポート)版を使う
Java SE 11 (LTS)
https://www.oracle.com/java/technologies/javase-downloads.html

方法2:AdoptOpenJDKのLTS版を使う
AdoptOpenJDK11(JDK11)
https://adoptopenjdk.net/

初心者向け:導入の参考になるサイト(手順掲載)
https://sukkiri.jp/technologies/processors/jdk/jdk-win_install.html

 

2.PATHを通す(環境変数の設定)

※事前にJavaがどこにインストールされているか確認しておいてください。標準では C:\Program Files\Java\JDK-11 に入っています。数字はJava SE11の場合なので、8や14などを使う場合は適時置き換えてください。

画面左下のWindowsマーク(スタート)→検索欄に 環境変数 と入力

path-1

 

システム環境変数→システムのプロパティ 「環境変数」

path-2

 

システム環境変数→「新規」→変数にJAVA_HOME を、値にC:\Program Files\Java\JDK-数字 を記入して「OK」をクリック(例はjdk-14の場合です)

path-2

設定されたところです。

path-java2

3.Visual Studio Codeと拡張機能(Java Extension Pack)導入&設定

(1) Visual Studio Codeインストール

Visual Studio Codeインストール手順<Windows向け>
https://sukkiri.jp/technologies/devtools/vscode_win.html

 

※日本語化には下記の拡張機能をインストールしてください
Japanese Language Pack for Visual Studio Code

上から5つ目の「拡張機能」のマークをクリック→Japaneseと入力
→Japanese Language Pack for Visual Studio Codeをクリック

java-vscode-plugin1

 

(2) 拡張機能Java Extension Pack のインストール

手順は日本語化の場合と同じです。
「拡張機能」でJava Extension Packと入力して出てきたJava Extension Packをクリックしてください。

java-vscode-plugin2

 

(3) VS Codeの設定:コンソールでの文字化け対策(Windows特有)

「ファイル」→「ユーザー設定」→「設定」とクリックして出てきた入力欄に
java.jdt.ls.vmargs と入力。
java-vscode-vmargs1

「setting.jsonファイルを編集」をクリック。出てきたsetting.jsonファイルに以下を記述して保存します。

“java.jdt.ls.vmargs”: “-noverify -Dfile.encoding=utf8 -Xmx1G -XX:+UseG1GC -XX:+UseStringDeduplication”,

java-vscode-vmargs2

 

※ VS CodeでのJavaファイル作成法

画面左上の「エクスプローラー」で、フォルダやファイルの作成を行うことができます。ここではJavaと言う名前のフォルダを作成しています。ファイル名に HelloWorld.java と入力し、画面右側でJavaのコードを入力します。最後にファイルを保存します。

java-vscode-input

 

4.プログラミングした後、コンパイルしてプログラムの実行

VSo Code画面の一番下に「ターミナル」としてWindows Power Shellが表示されます。今度はWindows Power Shellに入力してコンパイル(=実行ファイルを作成)します。

VS Code画面一番下「ターミナル」にWindows Power Shellが表示されます。

java-terminal-1

前提:カレントディレクトリの移動

コンパイルしたいファイル(ファイル名HelloWorld.java)がD:\Javaにあるとします。
cd  D:\Java と入力しパソコンのEnterキーを押すと D:\Javaに移動します。

java-terminal-2

 

▼D:\Javaに移動したところ
java-terminal-3

※ちなみに D:\Java\chap01に移動したいときは cd  D:\Java\chap01 と入力。
※「 \ 」(バックスラッシュ)はWindowsでは円マーク「¥」の半角で表示されることが多いです。

 

「Windowsでの」Javaコンパイル(実行ファイルの作成)

Javaファイル名と同名のクラスファイル(.class)が作成されます。例はカレントディレクトリで実行する場合です。Javaファイル名(HelloWorld.java)は適時置き換えてください。

javac -encoding UTF-8 HelloWorld.java

javac -encoding UTF-8 HelloWorld.javaと入力しパソコンのEnterキーを押します

エラーが出ればメッセージが表示されますが、うまくいけば特に何も表示されません。

java-terminal-5

 

※フォルダ名chap01内のすべてのjavaファイルをコンパイルしたいとき

javac -encoding UTF-8 chap01\*.java

注「\」の使用について:LinuxやmacOSとは違うのでご注意ください。

Oracle Solaris, Linux, and macOS:
javac -classpath /examples /examples/greetings/Hi.java

Windows:
C:\>javac -classpath \examples \examples\greetings\Hi.java

https://docs.oracle.com/en/java/javase/13/docs/specs/man/javac.html

 

※Windowsでjavaをコンパイルする際「-encoding UTF-8」を付ける理由
もし付けないでコンパイルすると下記のエラーが出ます。

エラー:この文字(0xEF)はエンコーディングwindows-31sにマップできません

原因はWindow独特の文字コード(他との文字コードの違い)によるものです。将来的に解消されるかもしれませんが、現段階では-encoding UTF-8必須です。

なおWindows版のEclipse(Pleiades)では自動的に-encoding UTF-8が挿入されています。

 

プログラムの実行

main メソッド「public static void main(String[] args)」の記述のあるクラスを実行します。クラスファイル、カレントディレクトリともD:\Javaにある場合を想定しています。

//注意点:クラス名のみ入力(.classはつけない
java HelloWorld

java HelloWorldと入力しパソコンのEnterキーを押します
コンパイル(javac)に引き続き行うことができます。

Hello World!!と表示するプログラムなので、うまく表示されました

java-terminal-6

 

※既にクラスファイルがあればプログラムの実行だけ行うこともできます。

java-terminal-4

 

※実行したいクラスファイルがD:\Java\chap01にあるとき

// 注意点:「\」ではなく「.」を使う
java chap01.HelloWorld

 





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