石を巡る旅4:不動寺Aと呼ばれる晶洞(田上山/滋賀県大津市)

不動寺Aと呼ばれる晶洞付近

水晶やトパーズを産出する山として知られる田上山(滋賀県)には、中沢晶洞(石を巡る旅1)だけでなく、いくつかの晶洞跡が残っています。

通称「不動寺A」と呼ばれる晶洞もその一つで、その名前は田上山の主峰・太神山にある不動寺に由来するようです。実際は不動寺まで行かずに、不動寺下の林道を経由して東海自然歩道を歩きます。

不動寺Aへの道順

※大津方面から歩いて行く場合は、不動寺の手前にお地蔵さんが立ち並ぶ場所があり、下へ続く階段があるので下りて林道(東海自然歩道)に出て下さい。

※車の場合:近隣に信楽のMIHO MUSEUM、三筋の滝があります。

下の地図中央付近から、県道12号線(栗東信楽線)と別れて西へ入る林道(細い道で表示)へ入ります。林道入口に「不動寺」の看板があります。すぐ田代川を渡り林道を20分程走ると、不動寺参拝者用の駐車スペースがあります。

時期にもよりますが、道の状態は途中からあまりよくありません。


不動寺参拝者用の駐車スペース

不動寺参拝者用の駐車スペースです。看板を拡大したのが下の写真です。
ここを右へ進むと不動寺ですが、今回は左へ歩きます。

不動寺への案内看板


花

撮影したのは2019年6月。林道の脇で白い花が咲いていました。

東海自然歩道の案内看板

5分程歩くと林道の脇に東海自然歩道の分岐があります。ここで林道と別れて「上田上新免町」の方向へ、山道に入ります。

東海自然歩道の案内看板

沢を上る

山道をしばらく行くと、小川の上を渡る場所(最初の渡り)があります。その地点で東海自然歩道を離れ、沢沿いに上流へ上ります(写真)。沢を歩くので歩道はありません。

不動寺Aと呼ばれる晶洞付近

15-20分ほど行くと行き止まりになり、奥にぱっと視界が開ける場所に出ます。

右上を見ると、中沢晶洞顔負けの崖があります。倒木に沿って登ってみます。

崖を上る


不動寺Aと呼ばれる晶洞

不動寺Aと呼ばれる晶洞の跡でした。

残念ながら長年採掘された後で、特に何も残っていませんでした。下の沢では黒雲母のかけらがキラキラしていたので、近くのどこかから流れてくるんだろうと思います。

しばらく人が来た形跡はなく、昭和の頃を彷彿とさせるようなデザインの色褪せた空き缶が沢の奥に残っていました。

同行してくれた兄弟と昼食を取り、辺りをしばらく眺めて引き返しました。


天狗岩

道の先にあるものは・・・

駐車場へ引き返す前に、東海自然歩道の先に何があるのか見ようと歩いてきました。通称「天狗岩」と呼ばれる岩がありましたよ!

ちなみにこの道は堂山へ続いているのですが、堂山へ入る途中のどこかで山中に入ると中沢晶洞に出ると言う話があります。この山はどこかで一続きなんですね。

ざっとした位置関係で申し訳ないのですが…こんな感じです。

堂山

中沢晶洞

天神川林道

       天狗岩

太神山登山口

        不動寺A

 

山の記録用に、GPSで記録できる機器が欲しいな~。

今回同行してくれた兄弟(石好き)はその後も田上山に出かけているので、また話の続きをご紹介できればと思っています。

※次回(連載最終回)は田上山系以外から廃鉱山跡の写真を掲載予定です。宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」に出てくるような、地下の神秘的な世界が、そこにはありました。

 

◇撮影日:2019年6月24日
◇撮影地:田上山/湖南アルプス(滋賀県大津市田上森町~田上羽栗町)
◇photograph of Fudoji-A Geode,Tanakami mountain at June,2019(Otsu city,Shiga prefecture,Japan).

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