西武大津店2020年8月閉店に寄せて―意外な場所にある創業者堤康二郎氏の銅像

台風19号が来て、1都6県(東京、神奈川、埼玉、群馬、静岡、山梨、長野)に初めての大雨特別警報が出た中、大きな被害が出ないことを祈りながら、この話を書いています。

西武大津店が2020年8月に閉店することが、10日明らかになりました。そのニュースを聞いてなぜか思い出したのが、西武グループの創業者・堤康二郎氏(滋賀県旧秦荘町出身)の銅像でした。

堤康二郎氏と言えば、地元では大津市初の名誉市民になった人物として知られていますが、大津市内の意外な場所に銅像があります。

滋賀の戦争遺跡3:若鷲の碑(大津陸軍少年飛行兵学校跡/大津市園城寺町)で夏にご紹介した、大津市歴史博物館の界隈です。三井寺の近くですね。

↑地図を見ると、博物館前の道がカーブしている箇所がありますが、カーブのそばに四角い建物の表示があります。現地を撮影すると、こんな感じです。↓

大津市歴史博物館と屋外展示施設

この写真の中に堤康二郎氏の銅像が写っています。お分かりいただけるでしょうか。写真中央部分あたりです。

↓拡大してみますね。

堤康二郎氏の銅像

写真を探すのに意外と時間がかかり、近くから写した写真がなかったので、今回の写真を掲載しました(2016年11月撮影)。

どこかに堤氏の銅像写真があると思うのですが、天気が良くなったら撮りに行ったほうが早そうです。

ちなみに、この建物は屋外展示でして、中はこんな感じになっています↓

オンドル遺構

オンドル遺構案内板

「穴太(あのう)遺跡の特殊カマド(オンドル遺構)」とのことです。

初めてこの場所を訪ねたとき、本来なら何の関係もないはずの「オンドル遺構と堤氏の銅像」が並んでいる辺りに、大津の長い歴史がよく表れているな、と一人感じ入りました。

 

大津には昔から先進的なことをする人たちがいて、その功績をたたえた展示が屋外にある、という認識で、なんとかこの寂しい現状を、筆者なりにフォローしたいと思います。

それにしても、銅像ってもっと人通りの多い所に置くものだと思うのですが、どうしてこの場所になったのか、経緯はよく分かりません。

何はともあれ、先人の功績が忘れられたかのようにひっそりとあるということで、傍を通るたび見かけては、何とはなしに心を痛めておりました。

こういう小さなことも大切な郷土史だと思っています。

皆さま、お近くにお越しの際は、ぜひ一度お立ち寄りくださいませ。もちろん無料です。

 

Statue of Mr.Yasujiro Tsutsumi,Seibu Group founder(Otsu city,Shiga prefecture,Japan).

Copyright(c) Jun Kanematsu / junphotoworks.com(兼松純写真事務所)
No reproduction or republication without written permission.

新聞記事・フリーペーパー・まとめサイト・各種コラム・カンプ・社内資料への無断利用を禁じます。利用を希望される場合は、当ブログの「お問い合わせフォーム」よりお問い合わせください。

記者や執筆のプロ、文化財専門家の方が、地域取材の代用として当ブログの文章写真を無断で使用・複製・改変する行為は、開設趣旨を逸脱する行為としてお断りします。