琵琶湖畔・堅田浮御堂と十六夜の月【2019年9月14日撮影・2011年2013年の十六夜写真とともに】

湖畔の道に、漁灯を模した街灯が灯る
湖畔の道に、漁灯を模した街灯が灯ります。浮御堂とともに撮影。

9月14日(土)の夕刻から夜にかけて撮影した、琵琶湖畔の堅田浮御堂と十六夜の月です。

直前まで撮影に伺えるか微妙だったので、以前に撮影した十六夜写真(2011年と2013年)をブログ用に現像し直して準備していました。今年の写真とあわせて掲載します。

2019年の十六夜は見事な満月でした。それでは、お楽しみください!


琵琶湖畔、浮御堂北湖岸の夕暮れ
琵琶湖畔、浮御堂北湖岸の夕暮れ。(先日バックナンバー写真を掲載し「いちじくの小径」とご紹介したのですが、いちじくの木はすべて無くなっていました。奥に数本残っていたように記憶していました…訂正とお詫びがてら、この写真を掲載しておきます。)

夕暮れの浮御堂
夕暮れの浮御堂です 。

夕暮れの浮御堂と琵琶湖畔を散歩する人たち
浮御堂まで琵琶湖畔を散歩する人たちに出会いました。

生演奏のリハーサル中
湖畔の十六夜公園では、この夜行われる生演奏のリハーサル中でした。(毎年十六夜に行われている「ほろよいシンポジウム」のステージです。)背後は堅田水上派出署の建物と堅田港。

琵琶湖畔、おとせの浜の夕暮れ
琵琶湖畔、おとせの浜の夕暮れ。

淡海節の歌詞
風に乗って、先程のリハーサルの歌声が聞こえてきました。淡海節(たんかいぶし)の現代風アレンジでした。淡海節を作曲したのは本堅田出身の志賀廼家淡海(しがのやたんかい)で、浮御堂に近い「湖族の郷資料館」に展示があります。

夕暮れの浮御堂、琵琶湖と対岸の守山
夕暮れの浮御堂、琵琶湖と対岸の守山市です【2013年9月20日=十六夜撮影】。

琵琶湖畔、おとせの浜の夕暮れ
琵琶湖畔、おとせの浜の夕暮れ【2013年9月20日=十六夜撮影】。

漁灯を模した街灯が灯り、浮御堂から十六夜公園に続いています。琵琶湖大橋の夜景が綺麗ですね!【2011年9月13日=十六夜撮影】。

黄昏時の浮御堂
黄昏時の浮御堂 。

黄昏時の浮御堂と一番星
浮御堂の上に一番星発見!月はまだ出ていません。

浮御堂とライトアップの光と観月船
浮御堂とライトアップの光と観月船浮御堂とライトアップの光と観月船 「十六夜」の晩に浮御堂のライトアップをしていた年の写真です。
浮御堂の奥にライトアップの光、左側に光るのは観月船です【2011年9月13日十六夜】。

十六夜の月と琵琶湖と浮御堂
月は対岸の守山市から上ります。十六夜の月、琵琶湖と浮御堂【2013年9月20日十六夜】
-7
暗闇を照らす月明かりの向こうには…浮御堂 (2019年9月14日=十六夜撮影)。
十六夜の月と琵琶湖と浮御堂
風光明媚な堅田は、昔から多くの人に愛されてきました。
江戸時代の俳人・松尾芭蕉は堅田を愛し、堅田で数多くの句を詠んでいます。

鎖(じょう)明けて月さしいれよ浮御堂
やすやすと出でていざよふ月の雲 (「堅田十六夜の弁」より)

 


堅田と芭蕉

江戸時代の俳人・松尾芭蕉は、40代以降たびたび大津に滞在し、大津で89句の句を詠んでいます。

89句というのは、芭蕉の全発句の約1割にあたる数です。そして堅田には芭蕉の句碑が5箇所あります。

芭蕉が大津に来たきっかけとなったのは、 本堅田にある本福寺第十一代住職明式の案内があったからだといわれています。

明式は芭蕉の弟子となり、貞享2年(1685)「千那」の俳号を与えられました。以来、芭蕉はしばしば堅田を訪れて、堅田の人々と親交を深めるとともに多くの句を残しています。

 


元禄4年(1691)8月16日、松尾芭蕉は堅田(滋賀県大津市)の竹内茂兵衛成秀(たけうちもへいなりひで)の家で俳句の席を催しました。

この日の前日、義仲寺(滋賀県大津市)において月見の宴が催されましたが、その余韻はまだ冷めておらず、十六夜の日、弟子数人と琵琶湖に舟を出し、大津市北部の堅田に来たといいます。

この夜の様子を記して成秀に贈ったのが、俳文「堅田十六夜の弁」(かたたいざよいのべん)です。湖畔の十六夜公園に全文の句碑があります。

※義仲寺(ぎちゅうじ)は大津市南部にあるお寺で、粟津(大津市粟津)で戦死した木曽義仲のお墓と並んで、芭蕉のお墓があります。(木曽殿の隣で眠りたいというのが芭蕉の遺言でした。)

松尾芭蕉と堅田2:俳文「堅田十六夜の弁」全文(滋賀県大津市本堅田)

居初氏庭園と堅田教会、堅田の句碑・文学碑・顕彰碑、芭蕉の句碑

 

◇撮影地(琵琶湖畔):おとせの浜、浮御堂北湖岸(滋賀県大津市本堅田1丁目)

◇撮影日:2019年9月14日、2013年9月20日、2011年9月13日(すべて十六夜)

◇Otose beach,Lake Biwa and Ukimido floating temple with Izayoi (=16th) moon (Honkatata,Otsu city,Shiga prefecture,Japan).

 


Copyright(c) Jun Kanematsu / junphotoworks.com(兼松純写真事務所)
WEB・キュレーションサイト・紙媒体への無断転載を禁じます。

当ブログは、琵琶湖畔・堅田の風景をご紹介するために2007年12月より運営している個人ブログです。

こういう美しい風景をもっとご紹介していきたいのですが、近年は一部掲載を控えてきました。というのも、撮影が身近なものとなった2014年頃より、自分で撮影した写真であるかのように勝手に使われるケースが続いたためです。

ブログに掲載していない写真の中には、代理店に預けていて広告やムック本・児童書に使われているものがあります。その関係でブログにすぐに出せない写真もありました。

それ以外の写真を載せていた、ブログという自由な発表の場が奪われるのは、内心とてもつらかったです。

中には写真家と自称してSNSで無断掲載するケースもありました。そのため兼松純本人名義でインスタグラムアカウントを作成し、「兼松はこれ以外は関知しません」と明記して何も投稿していないという妙なアカウントになっています。

今後SNSで掲載するかは考え中なのですが、そうなれば悪質な無断転載に対し使用料請求(法律的に正確に言うと損害賠償請求)を行うことを原則に考えています。このような著作権表示に対するご理解をいただければ幸いです。

「WEB・キュレーションサイト・紙媒体への無断転載を禁じます。」と言う言葉に込められた思いです。