パソコンのスペックと現像ソフトについて

SSD

 

RAW現像の話を書くにあたり、前提となる「パソコンのスペックと現像ソフトについて」独立させました。引き続き、RAW現像の話を更新予定です。

1.パソコンのスペック

パソコンのスペックが問題になってくるのは、主に現像ソフト使用の場面です。ソフトによっても異なりますので、販売元のWEBでソフトの「動作環境」をご確認ください。

Lightroom 必要システム構成(Adobeヘルプページヘのリンク)
SILKYPIX Developer Studio Pro9 動作環境(市川ソフトラボラトリー)

 

主に確認したいのは、OS、CPU、メモリ、ディスクの性能と空き容量、グラフィックプロセッサーです。

 

(1)OS 市販の現像ソフトを使うならWindowsまたはMac OS。対応バージョンに注意

 

(2)CPU 実感としてIntel Core i5以上(Core i7なら最強←お勧め)

 

(3)メモリ(RAM)

・Lightroom 公式「4 GB 以上の RAM(8 GB 以上を推奨)」→筆者の実感では8GBは欲しい(できれば16GB)

・LightroomとPhotoshopの同時使用  16GB欲しい(ただし8GBでも動く)

・その他のソフト  8GBあれば十分(16GB・32GBあればそれに越したことはない←動画編集などにも使えるので)

 

(4)ディスクの性能・・・LightroomのカタログだけSSDに保存する

Lightroomを使うと、カタログという独自のファイル(データベース)が作られます。カタログをハードディスクに保存する場合、扱う写真枚数が増えるにつれてフリーズの原因になりがちです。

SSDに移動させて、次からはSSDにあるカタログを開くようにすると、高速化します。

 

◆カタログの保存場所と移動方法(Lightroom Classic CC カタログ FAQより)

マイカタログが位置する場所はどこですか?

デフォルトにより、Lightroom はカタログを次の各フォルダーに保存します :

  • Window : \Users\[user name]\Pictures\Lightroom
  • Mac OS : /Users/[user name]/Pictures/Lightroom

カタログを移動する方法とは?

カタログは、ご使用のコンピューターの異なる場所に、外付けディスクに、またはその全体を別のコンピューターに移動することができます。エクスプローラー(Windows)またはファインダー(Mac OS)を使用し、次の各ファイルを新しい場所にドラッグするかまたはコピーするだけです :

カタログ : [catalog name].lrcat
プレビュー : [catalog name] Previews.lrdata
スマートプレビュー(Lightroom 5 以降): [catalog name] Smart Previews.lrdata

 

OSごとSSDへ換装する場合は、下記記事をどうぞ(当サイト一番人気の長寿記事です)

HDDからSSD/HDDへの換装手順(CドライブのみSSD移行)3:システム移行編

 

(5)グラフィックプロセッサー(グラフィックカード、ビデオカード、GPU)

◎画像を扱う人なら NVIDIAの Quadro がお勧め。動画や画像編集に最適化されたグラフィックプロセッサーです。

Quadro搭載パソコンは意外と少ないので、専門店で購入されるのがお勧めです。
DELL直販など、ワークステーションと呼ばれる業務用の高性能コンピュータを扱っているサイト(CAD向けなどど記載されています)
ドスパラのような、クリエイター向けパソコンを販売しているサイト

 

後からグラフィックプロセッサー(グラボ)だけQuadroに交換する手もあります。写真現像なら、QuadroのエントリーモデルであるP400やP620で十分です。

 

 

NVIDIA GeForce または AMD Radeonを搭載したゲーム用パソコン(ゲーミングパソコン)を購入するのも、現実的な方法です。十分動きます。

◎Photoshopの場合、グラフィックプロセッサーにご注意ください。
Photoshop グラフィックプロセッサー(GPU)カードに関するよくある質問

 

2.現像ソフト

各メーカーが無償提供している純正ソフト(2019年6月現在)

ざっと調べてみました。公式サイトへのリンクを貼っておきます。

CANON(キヤノン)「Digital Photo Professional

FUJIFILM(富士フィルム)「FUJIFILM X RAW STUDIO

NIKON(ニコン)「Capture NX-D

OLYMPUS(オリンパス)「Olympus Workspace

PANASONIC(パナソニック)「SILKYPIX Developer Studio SE

PENTAX(ペンタックス)「Digital Camera Utility 5

SIGMA(シグマ)「SIGMA Photo Pro

SONY(ソニー)「Imaging Edge

色の再現性と言う点では、純正ソフトは安心ですね。ただし操作性や機能が物足りなくなったり、複数メーカーのカメラを使用したい場合などに、有償ソフトの使用を検討される方が多いようです。

 

有償ソフト

複数メーカーの他機種に対応しており、最新機能が追加される点が魅力です。Lightroom、SILKYPIX、DxO Optics Pro、Capture Oneなどがあります。

有名どころのリンクを貼っておきますね。どちらも公式サイトから購入したほうが廉価版があるなど利便性が高いかもしれません。(Adobe製品の購入方法は多岐にわたっているので、機会があればこのあたりはまた書きます。)

 

 

実はPhotoshop Elementsでも・・・RAW現像できます!

PhotoshopにはCamera Rawという現像機能があり、対応していればRAWファイルを開くことができます。下記はCamera Rawで現像されている風景写真家の方の著書です。Camera Rawで現像してみたい方は参考になると思います。

 

Photoshop ElementsにもCamera Raw機能(photoshopより簡易版)があるので、
使用カメラがCamera Rawのバージョンに対応していれば現像可能です。
→調べ方:Camera Raw サポート対象カメラで確認