滋賀の桜(16) 薬樹院の桜と山王祭(大津市坂本)

日吉大社参道の桜

山王祭は、「山王さん」の総本宮・日吉大社で、毎年4月12日~15日に行なわれる神事。
男女の神様が結婚して、子どもが産まれるというストーリーで行なわれます。
今回は、2017年4月14日の神輿神幸船渡御を撮影させていただきました。

日吉大社の参道の桜は、例年4月初旬から咲き始めて、山王祭の頃まで見事です。 


薬樹院の桜

京阪電車の坂本駅を下りて日吉大社の参道をのぼっていくとすぐに、薬樹院の桜(巨木)が目に飛び込んできます。例年4月初旬が花の見ごろですが、2017年は山王祭の日まで咲いていてくれました。

樹齢は200年以上。学術的には、京都の醍醐寺のシダレザクラと同じDNAを持っているそうです。豊臣秀吉の「醍醐の花見」は400年以上前の話なので(慶長3年(1598年))、この薬樹院の桜はいわゆる2代目に当たるのではないかと考えられています。

日吉大社は比叡山の守護的存在として位置づけられ、坂本はその門前町として発達してきた歴史があります。坂本には延暦寺を引退した僧侶が暮らす里坊が数多くあり、薬樹院もその一つです。薬樹院自体は非公開ですが、参道から桜の姿を楽しむことができます。


日吉大社奥宮八王子山

山の上にお宮が見えていますね。日吉大社奥宮がある八王子山です。

実はこの八王子山、比叡山延暦寺の千日回峰行のルートになっています。

昨年秋、比叡山で千日回峰行の道(一部)を撮影しながら歩きました。そのときから、桜の咲く頃に八王子山から坂本を見たら美しいだろうなと、ずっと思っていました。

そこで、山王祭の日に・・・(ちょうど桜が咲いていたこともあり、)山に登りました!

眼下に広がっていたのは、日吉大社の参道に立ち並ぶ満開の桜と、雄大な琵琶湖の風景でした。八王子山から見た四季の風景は、別の機会にまとめてご紹介できればと思っています。


山王祭・神輿神幸

さて、14時半過ぎ、日吉大社西本宮前で、神輿神幸が始まりました。
砂埃が舞い上がり、ものすごい迫力です。

山王祭・神輿神幸

山王祭・神輿神幸

山王祭・神輿神幸

山王祭・神輿神幸

神輿は日吉大社参道に出て、坂本の町を巡行します。この後は軽トラックで琵琶湖岸まで運ばれるので、徒歩の身ではしばらく追いつけませんでした。

山王祭・神輿神幸

下阪本小学校前。地蔵堂の前の桜がきれいでした。最後尾のお兄さんに追いつきました!

山王祭・神輿神幸

ようやく軽トラックに追いつきました。この先は左折してすぐ琵琶湖岸(七本柳)でした。

山王祭・船渡御

七本柳の鳥居。琵琶湖に向かって建てられています。
ここから神輿は台船に載せられて(船渡御)、唐崎神社沖で献饌を行います。

山王祭・船渡御

山王祭・船渡御

山王祭・船渡御

神輿を台船に載せ、氏子の皆さんも乗り込みます。神輿が揃うと沖に向かって出発です。

山王祭・船渡御

山王祭・船渡御

唐崎神社沖へと向かう一行。こうして船渡御は終わりました。
八王子山の上から琵琶湖岸まで駆け抜けた撮影でした。

山王祭・船渡御

ちなみに船渡御の会場は、坂本城跡公園のすぐ隣です。
坂本は、安土桃山時代に明智光秀によって坂本城が築城された地域でした。


芙蓉園の桜

坂本の美しい町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。

坂本は、江戸城や大阪城などの石垣を作った穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる職人集団の故郷で、穴太積(あのうづみ)と呼ばれる石垣が特徴的です。芙蓉園本館の前で撮影。


大宮川の桜

坂本の町、そして日吉大社の境内をめぐるのは、大宮川の美しい水です。大宮川沿いにも桜の美しい場所があります。最後の3枚は、2016年4月に撮影しています。

芙蓉園別館の桜

芙蓉園別館。こちらも大宮川沿いにあります。

流護因神社の桜

左が産屋神社、右が流護因神社。桜の頃は何とも言えない風情があります。
比叡山に立ち寄られる際は、ぜひ坂本の町と一緒に歩いてみて下さいね。

◆撮影日:2017年4月14日(山王祭)・2016年4月8日(大宮川周辺の桜)

◆日吉大社参道と薬樹院の桜へのアクセス:京阪電車坂本駅下車、徒歩すぐ。
◆日吉大社と大宮川へのアクセス:京阪電車坂本駅下車、徒歩20~30分。
◆七本柳へのアクセス:坂本城跡公園隣。京阪電車松ノ馬場下車、徒歩約20分。


↓坂本について

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