滋賀県でも自転車保険の加入義務化、ですが、自動車保険などについてくる個人賠償責任保険でカバーできます

早春の琵琶湖畔

皆さまは普段、自転車に乗ることがありますか?私は出先で時々レンタサイクルを利用することがあります。JR湖西線やJR草津線の沿線で借りると、とても便利なんですよね。掲載写真は、今年の春に新旭駅で自転車を借りて、琵琶湖岸で写したものです。

筆者の住む滋賀県でも2016年10月から自転車保険の加入義務化、ということで、母が自転車保険のチラシをもらってきました。気になって調べてみたところ、ロードバイクを乗っている方のブログを中心に、以前から「加入を検討したけど他でカバーできていたから自転車保険は不要だった」という記事があるんです。えっ、どういうこと?という方はぜひご一読を。

自転車保険を比較してたら自転車保険は不要だったこということがわかった – shao’s diary

 

自転車事故で相手にケガを負わせた場合などの損害賠償責任は、従来から「個人賠償責任保険」で、カバーされていたし、それで十二分というお話です。

個人賠償責任保険は単体では入れなくて、主なものはshao’s diaryさんが紹介されている通り、次のような形で加入します。
・医療保険の特約
・火災保険の特約(マンションで賃貸物件に住んでいる人は加入している可能性あり)
・自動車保険の特約
・クレジットカードの特約(JCBなど)

ご参考までに書いてみますと、筆者が個人で入っている医療保険には個人賠償責任保険特約はつけられませんでした。現在入っているのはコープ共済の「あいプラス」という医療保険なんですが、同じコープ共済の「たすけあい」という医療保険だと月額170円で個人賠償責任保険がつけられるのです。
《たすけあい》|個人賠償責任保険(臨時費用補償及び賠償事故解決特約)|コープ共済

以前は「たすけあい」のほうに入っていたので、しまったなーと思いましたが(がん保険がついていなかったので、「あいプラス」に加入しなおした経緯があります)。ちなみに「たすけあい」はジュニアコースからシルバーコースまであるので、保険に入りにくい世代であるお子さんとご年配の方にはおすすめします。

結局、自動車保険の更新がそろそろなので、個人賠償責任保険の特約をつけて更新することにしました。これだと家族(配偶者、同居の親族)までカバーしてくれます。

 

自転車保険の加入義務ではなく、「自転車損害賠償責任保険等」の加入義務でした。

疑問に感じていたのが、義務化される「自転車保険」との関係でした。結論から言いますと、正確には自転車保険の加入義務ではなく、「自転車損害賠償責任保険等」の加入義務だということです。自転車事故の損害賠償をカバーしてくれるなら、他の保険でもOKなのです。

7月1日から条例で加入義務がある大阪府の「大阪府自転車条例」の中に、詳しい解説がありました。
※大阪府の記事は表になっていたので、記号を入れて読みやすくしています。

自転車保険の種類  保険の概要

◆個人賠償責任保険
・自転車向け保険 自転車事故に備えた保険
・自動車保険の特約 自動車保険の特約で付帯した保険
・火災保険の特約 火災保険の特約で付帯した保険
・傷害保険の特約 傷害保険の特約で付帯した保険共済
◆全労済、市民共済など
◆団体保険  会社等の団体保険 団体の構成員向けの保険
◆PTAの保険  PTAや学校が窓口となる保険
◆TSマーク付帯保険  自転車の車体に付帯した保険
◆クレジットカードの付帯保険  カード会員向けに付帯した保険
「加入義務の対象となる自転車保険とはどのようなものがありますか」

この中の何か一つに入っていれば、カバーされるということです。

ちなみに、すでに条例で加入義務がある自治体のページはこちらです。(2016年7月現在)
大阪府「大阪府自転車条例」
兵庫県「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」について

早春の琵琶湖畔

自転車事故は増えているのかもしれないが・・・本当の問題点はそれだけではないのかもしれない。

今回自転車保険のことを調べてみて、気がついたことがあります。自転車保険のチラシに出ている数千万円の損害賠償判決、私が目にした限りでは、加害者が未成年者の事例でした。

従来の「個人賠償責任保険」って、従来型の家族や保険に属している人には加入しやすいし、あまり負担になりません。けれど、自分で保険に入りにくい世代であるお子さんとご年配の方には、保険をかけてくれる家族がいなければ、家族に余裕がなければ、誰も賠償できないケースが出てくる。だから示談ではなく裁判になって判決が出る・・・

確かに自転車事故は増えているのかもしれませんが、本当の問題点は従来型の保険や昨今の経済状況ではカバーできなくなっている人が増えていることが背景にあるのだろうと思います。

18歳以降でも、実家を離れてしまうと「同居の未婚の子」には該当しないので、家族で入っている保険が効かないことが往々にしてあります。自動車に乗らない、火災保険やクレジットカードとも関係がなければ、あとは全労済、コープ共済、市民共済あたりで自衛するしかないですよね。もちろん自転車保険に入るのも選択肢の一つです。そんなことを考えました。

 

自転車保険ではなく、「傷害保険+個人賠償責任保険型」の傷害保険を考えています。

「傷害保険+個人賠償責任保険型」の傷害保険(自分自身のケガだけでなく、自転車事故の損害賠償まで補償するタイプのもの)はファミリー向けが多くて、特に20代~40代の単身者には選択肢は少ないように感じます。

女性だと結婚前は親元で、結婚後は配偶者とともに「個人賠償責任保険」の恩恵を受けることが多いのでしょうが、その人個人ではなく家族として入っているわけだし・・・どちらにも属さない場合は・・・うーん。

筆者(女です)は山にも登りますので、いずれ個人で全労済の傷害保険(+個人賠償責任保険なのに月額1200円)に入ろうかな、と考えているところです。ちなみに個人賠償責任保険は複数入っていても実際は按分して複数社からの支払いになるのですが、車を乗らなくなると個人賠償責任保険の付帯はなくなってしまいますし、フォトグラファーとしては傷害保険が心強い昨今です。

今になって思うのですが、私が子どもだった頃、何らかの形で保険をかけ続けてくれた両親には、感謝してもしきれません。まじめに保険を考えると、人生に行き着きます。

Copyright(c)Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

 

追記(2016/9/4)
滋賀県ホームページに情報が出ましたので、リンクを掲載しておきます。

滋賀県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(2016年8月26日更新)

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