梅の花と、大津市衣川の梅宮神社(後編)

梅宮神社の梅
大津市衣川の梅宮神社は、鎌倉時代(正応5年・1292年)に京都の梅宮大社の分霊を勧請し、子授け・安産・縁結び、酒造の神として信仰を集めてきました。

京都の梅宮大社の由来には、平安時代、嵯峨天皇の皇后(橘嘉智子)が梅宮大社に参拝したところ、皇子(のちの仁明天皇)を授かったという話があります。衣川の梅宮神社にも似たような話が伝わっていて、明応8年(1499年)に近江守護佐々木高頼の夫人が参拝して子を授かり、社殿を再建したとありました。

御由緒
明細書によれば創祀年代不詳であるが、当社は正応五年、猪飼道盛により山城国葛野郡梅津に坐す梅津大社の分霊を勧請したと伝えられている。 後土御門天皇明応八年近江守佐々木高頼の夫人が安産の宿願あって社殿を再建せられ、以後佐々木氏代々崇敬せられ、志賀梅宮大神と称した。滋賀神社庁

梅宮神社の主神は、酒解神(さけとけのかみ)の別名を持つ、大山祇神(おおやまつみのかみ)。そして酒解子(さけとけのみこ)の別名を持つ、木花開耶媛(このはなさくやひめ)。そのため、醸造業(酒・醤油・麦酒等)の神様としても崇められてきました。

なお酒解神は、京都の梅宮大社の由来となった橘氏の祖神とする説もあるようです。ちなみに梅宮神社の神紋は橘で、京都の梅宮大社を創建した橘氏にちなみます。境内には、梅宮大社から移植したという橘の木が植えてありました。

ウメ

ウメ

ウメ
梅宮神社境内のウメ。いろんな種類がありましたよ!花の見ごろはこれからです。

梅宮神社由緒書
梅宮神社では、3月3日に祭礼(節句祭)があるそうです。衣川公民館から神社まで「お渡り式」が行われ、到着はお昼前、神事は正午ごろからとのことです。お近くの方はぜひどうぞ。

※梅宮神社では安産のお守りを販売しておられます。連絡先が個人宅なので、掲載は控えさせていただきました。ご希望の方は現地でご確認いただければ幸いです。

※2017年3月5日追記:掲載されている情報は2016年現在の情報です。2017年は曜日の関係で3月5日(日曜日)開催になったとのことです。翌年以降の祭礼の日時・行程等は、梅宮神社までお問い合わせいただきますよう、お願いします。

梅宮神社に限らずの話ですが、祭礼の日時は曜日の関係で前後することがあります。行程等は年によって変更されることがあります。そのため後年、掲載当時と状況が異なってくる場合がどうしてもあります。

そのため当ブログでは、後日検索等で入ってくる方の注意喚起のために撮影日等を記載しております。情報の受け取り方としてご留意いただければ幸いです。(追記ここまで)

梅宮神社(滋賀県大津市衣川1-25-29)

撮影日:2016年2月21日(日)
Umenomiya shrine and Japanese apricot,Prunus mume.
Copyright(c) Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

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