無料ブログからWordPressへの確実な引越し~リダイレクトできない無料ブログで行った3つのこと

琵琶湖の上に建つ浮御堂の秋の夕暮れ
ここのところ趣向を変えて、サイト移転時の技術的な話や、著作権侵害の場合の法律論を書いています。プロフィールに出していない経歴に関わることもあり、いつもは表に出さない部分なのですが、写真活動や写真サイトを支える土台部分(裏方)のかなり深ーい話として書いています。

目的を支えるための手段(方法論)とでも言えばいいのかな、筆者の関心はそこにあるのかもしれません。ご関心のある方はおつきあいいただければ幸いです。

さて今回のテーマは、無料ブログからWordPressへの引越しを、GoogleやYahoo!にきちんと認識してもらうための方法論です。これは一歩間違うと、今まで検索にかかっていたサイトを検索外に押しやってしまいます。

そのため、無料ブログからWordPressへの引越しの際、バックナンバーを移転するかで悩んでいる方も多いようです。というのも、無料ブログは始めるには非常に便利なのですが、正式な引越し方法である301リダイレクト(転送)が使えない場合がほとんどです。筆者が2015年8月末まで使っていたココログフリーも同様でした。

そして301リダイレクトを使わない引越しは、Googleにサイトの移転だと認識される保障がないため、新ブログが重複コンテンツとみなされて検索にかかりづらくなるとして、正式には推奨されていません。

前回は、それでも無料ブログ(ココログフリー)からWordPressへ、約1400記事を移転してみた1ヵ月後の結果(うまくいきました!)を掲載しました。今回ご紹介する3つの方法を行ったことで、特にペナルティもなく、検索エンジンに移転を認識してもらえました。

普通ここまで対策することはないのかもしれませんが、徹底してやるとここまでやれるよ!(ブロガー・クリエイター応援企画 by兼松純写真事務所)

▼ブログ移転の流れから見た位置づけ

1:独自ドメイン(katata.info)取得、レンタルサーバーを契約
2:新ブログ(レンタルサーバー)・・・ドメインの追加、ワードプレス導入と設定
3:新ブログ(レンタルサーバー)・・・記事と写真の引越し(旧ブログをコピー・一部手直し)
4:新ブログ(レンタルサーバー)・・・グーグルサイトマップ(以下サイトマップと表記)を設置
5-1:グーグルウェブマスターツール・・・新ブログ登録、サイトマップ送信
5-2:旧ブログ(無料ブログ)・・・3つの設定 ←今回書くのはここの話です。
6:旧ブログ・・・引越しの挨拶を掲載

▼今回前提として使っているサービス

Google ウェブマスター ツール(Google Search Console)

▼参考サイトに書かれていた3つの設定

移転元のサイトに行った設定
1.canonicalの設定
2.メタリフレッシュは10秒
3.サイトマップは、移転先のURLとする。(移動元と移動先のページが同じであること)
やるべき事は、この3つだけです。
サブディレクトリのサイトを移転した時に行った事

▼旧ブログで実際にやった3つの設定

基本的に<head>タグのいじれない無料ブログだったため、正攻法が使えず、変化球で対応しました。ご参考になれば幸いです!

1.canonicalの設定について

→古いドメイン(旧ブログ)に新しいドメイン(新ブログ)へのCanonicalタグを記述します。新しいドメインのほうを優先してくださいという意味合いがあります。

※Canonicalタグ記述例

<link rel=”canonical” href=”http://新しいドメイン.com/” />

・Canonicalは<head>タグ内に記述しないと効果がないので注意してください。

・ココログフリーでは「ブログのサブタイトル」の欄に書き込むことで対応できました。(ココログフリーは基本的に<head>タグが編集できませんが、「ブログのサブタイトル」編集で<head>タグ内に書き込めます。)

2.メタリフレッシュは10秒

→10秒後に新しいページへジャンプするというものです。ココログの個別ページの冒頭に、次の記述例の一文を挿入しました。記事ごとに設定していくしかないので、バックナンバーが多いとかなり時間かかります。私の場合、休みの日に数日かけてやりました。トップページと主要ページのみメタリフレッシュをかけるのも一つの方法かもしれません。

※メタリフレッシュ記述例

<meta http-equiv=”Refresh” content=”10;URL=http://www.example.com/2015/08/xyz/”>

※URL=の後に移転先のURL(個別ページのURL)を書きます。
※数字を5にすれば5秒後にジャンプします。0にするとスパムとみなされて効果が無いので注意してください。

・メタリフレッシュは本来<head>タグ内に書くものですが、ココログ本文や「マイリンク(メモ)」でも動作します。
(参考)http://cocolog.kaiketsu.nifty.com/questions/13379/thread
(参考)http://cocolog.kaiketsu.nifty.com/questions/80344/thread

・ココログフリーの場合、月別バックナンバーとカテゴリー別バックナンバーについては、<head>タグもindexページもいじれない仕様になっているため、この部分のメタリフレッシュは断念しました。結局メタリフレッシュをかけたのは、個別ページ1415記事と、プロフィールページ・堅田の町案内などの個別ページ5記事、そしてトップページです。

3.サイトマップは、移転先のURLとする。(移動元と移動先のページが同じであること)

☆前提としてやっておくこと

・新ブログ:ウェブマスターツールの登録、サイトマップ設置
・旧ブログ:サイトマップの設置(←ここの話です)、転送設定(←2で書いた話)

↑URLの変更を伴った移転の場合、「一度にすべてのURLを移転する」ことをGoogleは推奨しています(Search Console ヘルプ)。ところが筆者の場合、当ブログを丸写ししていたサイト(いわゆるパクリサイト)の存在が発覚して、Googleへの著作権侵害の申し立てをしなければならなくなり、転送設定を一時止めざるをえなかったというのが、前回書いた話でした(それでも結果的に大丈夫でした、詳細は前回をご覧ください)。

☆旧ブログ:サイトマップの作成と設置

手順1:新ブログのサイトマップを作成
手順2:旧ブログのサイトマップを作成
手順3:旧ブログと新ブログのサイトマップを合体させる
手順4:旧ブログにサイトマップを設置

※サイトマップ作成
・ページ数が1000までのサイトなら、新旧ブログとも、sitemap.xml Editorというフリーサイトを利用するのがおすすめです。
・試したフリーソフトの中には書き出し項目にエラーが出るものがあったり、機能制限をかけているものがありました。複数サイトや1000を越えるページ数に対応させたいなら、有料ソフト購入を検討したほうがよさそうです。個人的にはいずれこちらのソフトを購入することを考えています(※アフィリや広告ではないので販売元のリンクは張っていません、気になった物を記すのがなんだか書きにくい時代になりましたね)。→Sitemap Creator V5(4000円)

▼手順1(新ブログのサイトマップ作成)
ワードプレスのプラグイン(Google XML Sitemaps)で対応しました。
日本語に対応していて、書き出した項目にエラーが出ることもありませんでした。
→googleに送信(ウェブマスターツール)、ついでにRSS,RSS2も「サイトマップ」として登録しておくといいです。

▼手順2(旧ブログのサイトマップ作成)
サイトマップ作成ソフト GwebCrawer(フリーソフト)を使用しました。
・1000を超えるページ数でも使用できます。
・ただし使用は1サイト限り。またGwebCrawerで作成されたサイトマップは日付エラーを修正する必要があります(簡単に手直しできます)。
・使用法はこちらに詳しいです→たっちゃんのサイト作成研究

 

▼手順3:旧ブログと新ブログのグーグルサイトマップを合体させる
「サイトマップは、移転先のURLとする。(移動元と移動先のページが同じであること)」については、301リダイレクトの場合のサイトマップの書き方を参考にしました。301リダイレクトしているURLがサイト内に存在している時は、サイトマップにはリダイレクト先のページのURLを記載するとあったので、新旧のURLを対応させるように記述しました。

Q.301リダイレクトしている先URL(新URL)をサイトマップ(sitemap.xml)を記述する際に、記述する順番はありますか?
A.特に順番はありません。後に記述しても、最初に記述しても、リダイレクトを認識させることができます。
【内部リンク】301リダイレクトしている「元URL」から「先URL」へ変更すべきか?

XML サイトマップの記述例

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<urlset xmlns=”http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9″>
<url>
<loc>http://www.example.com/oldurl.html</loc>
<lastmod>2014-01-01</lastmod>
<changefreq>weekly</changefreq>
<priority>0.5</priority>
</url>

<url>
<loc>http://www.example.com/category/301redirectnewurl.html</loc>
<lastmod>2014-01-01</lastmod>
<changefreq>weekly</changefreq>
<priority>0.5</priority>
</url>
</urlset>

【内部リンク】301リダイレクトしている「元URL」から「先URL」へ変更すべきか?

↑一見すると難しいのですが、構造はシンプルです。

冒頭に

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<urlset xmlns=”http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9″>

と書いた後、

<url>旧ブログでのURL</url>
<url>新ブログでのURL</url>

を書いて、最後は</urlset>で閉める、という構造です。

<url>旧ブログでのURL</url>
<url>新ブログでのURL</url>は、記事の数だけ繰り返します。

<url>~</url>の中身ですが、特に重要なのが<loc>~</loc>と<lastmod>~</lastmod>の部分です。<loc>~</loc>の中には記事のURLを、<lastmod>~</lastmod>の中には記事の最終更新日を書いておいてください。Googleのクローラーがきちんと認識してくれます。

※注意事項

・サイトマップのファイルは UTF-8 エンコードで作成して下さい。
・&などの文字はエスケープ処理(他の文字に置き換えて記入)をして下さい。
・サイトマップに含むことが出来るURLは50,000個までです。
・ファイルサイズは 10MB(10,485,760 バイト) 以下にする必要があります。
sitemap.xmlの名前で保存してください。

エスケープ処理が必要な文字と、置き換え後の表記は以下のとおりです。

&   &amp;
‘    &apos;
”    &quot;
>     &gt;
<     &lt;

参考:サイトマップの作成(AdminWeb)およびエスケープ処理- IT用語辞典 e-Words

▼手順4:旧ブログにサイトマップを設置
→旧ブログにログインして、ブログの階層構造の一番上にサイトマップを設置します。

※設置例

http://example.com/sitemap.xml

http://example.com/blog/というURLのブログなら、blogフォルダーの中ではなく、http://example.comにサイトマップを設置してください。

→ウェブマスターツールにログインしてGoogleに送信、ついでにRSS,RSS2も「サイトマップ」として登録しておくといいです。ちなみに筆者の場合、旧ブログのサイトマップにGoogleのクローラーが来たのは約2週間後でした。新ブログのクローラーは1週間弱で来ています。(この話は前回掲載しています)

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3件のコメント

  1. ココログでブログのサブタイトル欄に記述しましたが内に書き込むことが出来ず困っています。
    どうやればサブタイトル欄から内に書き込めましたか?

    1. >ご相談の件

      実際のココログ管理画面を画像にしてみました。

      ブログの説明文はそのままで、最後に<link rel=”canonical” href=”http://katata.info/” />を記述しています。(表記の関係上、<と>は全角文字を使っていますが、半角にして下さい。)

      画像で説明しています

      追記:ブラウザーの「ページのソースを表示」から、ココログ(旧ブログ)の<head>内を確認してみました。
      確かに、書き込んだcanonicalの一文は見えないですね。

      私の場合、この方法でGoogleが移転を認識してくれたので、何ともいえないのですが
      ( Katata/堅田 で検索していただければ、katata.info(新URL)がトップに出てきて、ココログでの記事は「ブログ移転のお知らせ」以外はkatata.infoに置き換わっているのがご確認いただけると思います)、ご参考になれば幸いです。

  2. j.kanematsuさま
    丁寧なご回答/解説有難う御座います、確かに置き換わっていました。
    ただcanonicalの記述はh2の中でしたが私も暫くこれで試してみようかと思います。
    だってココログ(プロ以外は)の場合他に手段が無いですからね・・・
    何事もやらないよりはやってみた方がいいとは思っていますので。

    サイトマップの合体とかは初心者の私には難しそうなので
    canonicalとメタリフレッシュだけで何とか上手く行かないかな~と考えております。

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