【滋賀県竜王町/苗村神社三十三年式年大祭(2014年10月11日~13日)】33年に一度の大祭を3日連続撮影⇒特別サイトに写真を100枚掲載しています

苗村神社三十三年式年大祭

(「はじめまして」の方もおられると思うので、)フォトグラファーの兼松です。
普段は滋賀県を中心に、里山や寺社、町並みといった風景写真を撮っています。
よろしくお付き合いください m(__ __)m

さて、数え年33年に一度の大祭が行われると聞いて、10月11日(土)から3日間、
滋賀県蒲生郡竜王町綾戸にある「苗村(なむら)神社」へ行ってきました。

苗村神社は近隣の33ヵ村のいわば総氏神にあたります。
鎌倉時代に建てられた西本殿は国宝!という、とても由緒ある神社です。
その式年大祭は、33ヵ村にちなみ、慶長4年(1599)から33年ごとに行われています。

今回はNIKON IMAGE SPACEにて、2014年の苗村神社式年大祭の写真を100枚掲載しています。スマホにも対応していますので、こちらからどうぞ。

(写真編集の際、撮影日時等の情報(Exif情報)が変わってしまっている点はご了承下さい。)

NIKON IMAGE SPACE/苗村神社三十三年式年大祭2014

(追記)リンク先サイトは、皆様に「見て」楽しんでいただくために、個人で公開しております。そのため、コピーや印刷を前提にした利用は想定しておりません。サイトの仕様上もそうなっています。皆様にはご理解の程、お願いいたします。(お問い合わせがありましたので、後日追記しました。)

 

<三十三年式年大祭と竜王町について>
NIKON IMAGE SPACEでは詳しい説明が書けないので、こちらに付記しておきます。

◆こちらで分かる限りの、踊りと山車の名前です。
・赤い髪が印象的 「狸々踊り」(しょうじょうおどり)-川守地区/「八幡山」(山車)
・紫色のズボン 「コロコロコ踊り」-綾戸地区/「三輪山」(山車)
・少人数で頑張ってくれた 「ケンケト踊り」-駕輿丁地区/「慶龍山」(山車)
・鮮やかな衣装が忘れられない 「山之上長刀踊り(山之上ケンケト祭り)」-山之上地区
・川上地区/「白鷺山」(山車)
・田中地区/「春日山」(山車)

※現場で全部メモできず、写真タイトルでご紹介できなかった踊りがあります。
ご存知の方がおられましたら、お知らせいただければ助かります。(追記:メール等でメッセージを送っていただいた皆さま、本当にありがとうございました!)

苗村神社三十三年式年大祭にて、山之上ケンケト祭りの少年たち

◆こちらは山之上地区ケンケト祭りの踊り子の皆さんです(写真2枚目・3枚目)。

ご覧になってお分かりだと思いますが、古くから海外と交流があったことをうかがわせるものです。竜王町のある蒲生郡一帯は蒲生野(がもうの)と呼ばれ、万葉集の歌の舞台となりました。古くから高い文化があった場所で、額田王の「あかねさす 紫野」の歌が詠まれたのも蒲生野です。

◆山之上のケンケト祭りは、国の選択無形民俗文化財の指定を受けていると聞きました。毎年5月3日、竜王町山之上の杉之木神社で行われているそうです。
http://www.town.ryuoh.shiga.jp/event/ken.html

苗村神社三十三年式年大祭にて、山之上ケンケト祭りの少年たちの後ろ姿

<撮影日記>

2日目(10月12日(日))の御渡行列の撮影は、とても印象深いものになりました。

というのも、川守地区や雪野山の麓(竜王寺)には、5月に撮影で伺っています。そのときは誰もいなかった川守の信号前で、こんなに大勢の人を撮るとは思いませんでした。

撮影3日目(10月13日(月・祝))は、台風19号の接近と重なり、ドキドキしました。
33年に一度の行事なので、悩んだ挙句雨の装備をして家を出たところ、竜王町は晴れ!!

上着代わりのレインコートは暑い位でした。とはいえ、稚児行列を撮影してとんぼ帰りしました。普段なら台風の日は出て行かないのですが、こういうときは本当に悩ましいです。

33年後に今と同じような体力勝負で撮影するのは、おそらく無理なので、本当の一期一会です。もしも苗村神社の皆さんの、かけがえのない一瞬を写せたならば、撮影者冥利に尽きます。苗村神社の氏子の皆さま、素敵な笑顔と貴重な機会を、本当にありがとうございました!

野寺橋にて日野川を渡る

◇3年に一度の大祭ということで、きちんと後世に残していきたい気持ちがあります。
竜王町や苗村神社さんにつてがあるわけでもないので、現段階ではこういう形で発表することにしました。不都合等ありましたら、出来る限り対応させていただきたいと思っております。

◇最後に、5月に竜王町川守を訪ねた際の写真と、白洲正子さんの文章をご紹介しておきます。ご関心のある方はぜひご覧下さい。

なるほど地図で見ると、日野町の東の鈴鹿山中に、竜王山という山があり、日野川と佐久良川は、そこから流れ出て、雪野寺[現在は龍王寺]の手前で合流する。その流域には、鬼室(きしつ)神社、綿向神社、石塔寺、苗村(なむら)神社などが点在し、古い歴史の道であったことを示している。帰化人と関係あるらしいことも、私には興味があった。-白洲正子『近江山河抄』「あかねさす 紫野」

※写真と記事⇒あかねさす 紫野1(蒲生野の額田王の歌ゆかりの地をめぐる。鏡神社・龍王寺(雪野寺跡):滋賀県蒲生郡竜王町)~近江山河抄の舞台を歩く(64)