早春の奥伊吹、セツブンソウ自生地を訪ねる(滋賀県米原市大久保/2017年3月16日撮影)

早春の大久保集落とセツブンソウ自生地

伊吹山麓のセツブンソウ自生地である、滋賀県米原市大久保を再訪してきました。
2月19日に訪問したときは、↓ご覧のとおりの雪でした。

集落の左側に見えているのが、日本史に「姉川の合戦」として出てくる姉川です。
奥に見えているのは伊吹ではなく、七尾山です。  続きを読む →

赤くてつややかな実と、緑の葉っぱ(クリスマスの日に)

添える言葉が見つからないのだけれど、まるでクリスマスのような、
赤くてつややかな実と、緑の葉っぱ。

しばらく見ていたら、心が温かくなるような、幸せな気持ちになりました。
お正月の縁起物とされている「センリョウ(千両)」という植物です。

この季節は、新しい年に向かって、日ごとに静まり返っていくような、
少しずつ覚悟を決めたような、凛とした空気があって好きです。

 

素敵な週末をお過ごし下さい。

特別編50 滋賀の里山から(25) 霧の棚田と春を待つ畑

昨日は冬至でした。朝から濃い霧が出て、一日中もやの中。

滋賀県大津市の南東部は、里山の風景が広がる地域です。
時々撮影にお邪魔しているのですが、この日はこちらも霧の中。

※撮影地:滋賀県大津市桐生(Kiryu,Otsu city,Shiga prefecture,Japan)


黄昏時に霧は一層深くなり、幻想的な風景となりました。
畑からは小さな芽がたくさん出ていて、春が来るのを待っているかのようです。

冬来たりなば、春遠からじ。If winter comes, can spring be far behind?

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日本の里山・仰木の棚田と、仰木の里の棚田(2016年7月撮影・地図付き)

馬蹄形の棚田

7月に入っていろんな天気や気温の日がありますが、皆さまお変わりありませんか。

暑い日や大雨の日が続いた先週、梅雨の晴れ間を縫って「仰木の棚田」へ行ってきました。地元草津の歩こう会が、おごと温泉駅から棚田へ歩き(片道1時間半)、昼におごと温泉駅へ戻る行程で歩くというので、ご一緒させて頂きました。

仰木の棚田は2エリアあって、ひとつは奥比叡ドライブウェイから仰木郵便局にかけての道沿い、もう一つは県道47号線沿いで馬蹄形の棚田(写真)と一本桜がある場所のエリアです。今回行ったのは後者で、記事下の地図で「仰木の棚田」と出ている所です(滋賀県大津市仰木)。

仰木の棚田

↑比叡山の麓が曇っていたので、仰木の棚田はこんな感じでした。
↓県道47号線をはさんだ琵琶湖側は、よく晴れていました。

仰木の棚田の琵琶湖側

途中で仰木小学校の裏を歩いたのですが、里山が良く残っているところで、家々も自然も本当に美しかったです。かなり暑かったですよ~。ということで一挙掲載します!!日本の夏の風景、仰木の里山です。

仰木4丁目の橋の上から見た棚田

ひまわりと棚田

仰木の町並み

↑ハスの葉っぱです。 ↓引くとこんな感じです。向こうの山が比叡山です。

徒歩で行かれる方のために、当日のルートを書いておきますね。車の方は現地に駐車スペース(数台分)があります。

▼行きの道。
おごと温泉駅→フレンドマート雄琴駅前店→仰木の里団地集会所→市営住宅の前で湖西道路の上を渡る→右折2回→北大津高校校門前→仰木西公園(トイレ休憩)→県道315号線を西へ(坂道)→県道47号線を北上(坂道)→47号線と並行する歩道→仰木市民センターの脇の道→仰木4丁目13と14の間の道を北へ→仰木4丁目12と23の間の道を北東へ→県道47号線を北上→仰木の棚田

▼帰りの道。
仰木の棚田→県道47号線→仰木市民センターの脇の道までは同じ→仰木市民センター(トイレをお借りしました)→47号線との分岐点→大津北警察署仰木交番→仰木の里幼稚園→信号直進→グランドメゾン仰木の里を右手に直進→仰木西公園(通り抜け)→北大津高校校門前→左折2回→湖西道路の上→市営住宅前→仰木の里団地集会所→フレンドマート雄琴駅前店→おごと温泉駅


仰木の里の棚田

こちらは麓の仰木の里にて撮影。「仰木の里の棚田」とでも名づけておきましょうか。

 

仰木の里の棚田とお地蔵さん

仰木の里の棚田を見下ろせる場所で、仰木~堅田に多いお地蔵さんに出合いました。テロなどのニュースが続く昨今ですが、どうぞ世界が平和でありますように。

Beautiful Rice Terraces of Oogi and Ooginosato(Oogi and Ooginosato,Otsu city,Shiga prefecture,Japan).I pray for world peace.

Copyright(c) Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)
撮影日:2016年7月10日(日)午前


▼車の方&健脚の方向け情報:下記記事で、県道47号線沿いの棚田写真と撮影地の地図を掲載しています。

湖西の里山から2011・伊香立 【緑の大地、美しい山のまち(3)】 棚田と暮らす人...
手前、左の棚田の前では子供さんが遊んでいて、中央の畑では野焼きしているのが見えます。このあたりは農道に沿って大規模な棚田が続いて、一面の緑、緑でした。地図で確認したら、手前に写っている橋が、あの天神川でした。天神川は下流の堅田で琵琶湖に注ぐ川で、5月には鯉のぼりが泳いでいた川(→ 2011年5月のバック...

▼里山が一躍知られるきっかけとなった今森光彦さんの写真集「里山」、そしてNHK「映像詩 里山」第一弾の舞台が、仰木でした。NHKの番組のオープニング部分を下記で無料で視聴できます。お時間あればこちらもどうぞ。

NHK「映像詩 里山 ~覚えていますか ふるさとの風景~」

立夏の頃、衣川の田植え(滋賀県大津市衣川)

2016年5月5日は、二十四節気の一つ「立夏」(りっか)。
暦の上では夏が始まる日です。

滋賀県はGW中に田植えが行われるところが多いですね。
おなじみの大津市衣川で、湖西線のそばの田んぼへ撮影に伺ってきました。
水を張った直後の田んぼは、まるで水鏡のようで、私の好きな風景です。

この時期に滋賀県内で電車に乗ると、水鏡の風景にたくさん出会います。
野洲周辺の近江盆地をゆく琵琶湖線は、水鏡の上を走っているような感覚になります。
近江高島から北小松・近江舞子間の高台を走る湖西線は、湖畔の棚田が見事です。
高島で棚田の眼下に琵琶湖が見えたとき、空と湖の青さに夏の色を感じました。

撮影日:2016年4月30日
Kinugawa rice fields(Kinugawa,Otsu city,Shiga prefecture,Japan).
Copyright(c) Jun Kanematsu/ junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

穀雨の頃、小泉の棚田にて(滋賀県米原市小泉)

2016年4月20日は、二十四節気の一つ「穀雨」(こくう)。

田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。
穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。(ウィキペディア)

滋賀県米原市小泉にて、「小泉の棚田」を撮影させていただきました。
小泉は伊吹山麓にある集落で、写真奥に見えているのは七尾山です。
セツブンソウ自生地で知られる大久保は、隣の集落になります。

小泉は水のとてもきれいなところで、集落の一角ではワサビの花が咲いていました。
棚田では地元の方が田植えの準備をされていました。

奥伊吹の春です。

撮影日:2016年4月15日
Koizumi Terraced rice fields(Koizumi,Maibara city,Shiga prefecture,Japan).
Copyright(c)Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

大津市伊香立の森、滋賀県初のナショナル・トラスト地として保全へ(伊香立の森トラスト)

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続き物を掲載している途中ですが、嬉しいニュースが入ってきたのでお知らせします。

滋賀県大津市伊香立下在地町・山百合の丘に広がる山林約50haが、このたび日本ナショナル・トラスト協会へ譲渡され、「伊香立の森トラスト」として保全されることになりました!

日本ナショナル・トラスト協会のプレスリリース(2016/1/28)によれば、2015年12月に所有権移転登記がなされ、土地を取得済みとのことです。比叡山系の麓に位置する伊香立の森は、琵琶湖の水源涵養林として大切な役割を果たしているだけでなく、ダルマガエル、カスミサンショウウオといった絶滅危惧種も生息しているそうです。

今回、都市再生機構から日本ナショナル・トラスト協会に贈与されたそうですが、もともとは約40年前に日本住宅公団(現在の都市再生機構)が住宅開発予定地として取得した土地だったそうです。平成14年には事業区域から除外されていたとのことなので、近くを通るたびに気になっていた方は他にもおられたのではないでしょうか。

だいたいこのあたりです、という地図を作って掲載してみました。(正確な範囲は日本ナショナル・トラスト協会のプレスリリース(2016/1/28)をご覧ください。)ちなみに、伊香立の西側は、皆さんご存知の京都の大原です。

「伊香立の森トラスト」周辺は、堅田丘陵が広がるのどかな里山地帯です。このブログでも、「堅田周辺の町」(カテゴリー)でご紹介してきました。撮影で訪ねるたびに、真野から伊香立のあたりは本当に美しいなと実感します。

私事ですが、今堅田(琵琶湖大橋)から西へ向かうと、真野の田園風景の中を抜け、伊香立郵便局の前あたりまで来ると、「ああー本当にきれいだなー、撮りたいな」って、10年前と変わらずそう思います。いつまでもこの美しい風景が続きますように。

※掲載写真は2011年6月に伊香立南庄町で撮影し、下記記事で掲載したものです。
湖西の里山から2011・伊香立 【緑の大地、美しい山のまち(1)】 伊香立の棚田

Copyright(c)Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

「写真動画・里山(PhotoMovie Satoyama MANO-OOGI)~湖西地方の里山の風景」の動画を製作しました。YouTubeとブログに掲載しています。

前回お伝えした動画が完成しました。
当ブログがちょうど1200回を迎えたこともあり、今回、動画を掲載します。

撮影の舞台となったのは、琵琶湖の西側にある湖西地方。

湖西地方は、イタリア賞など国際的な7つの賞をとったテレビ番組である
『映像詩 里山 命めぐる水辺』(NHK)の舞台となっています。

この動画は、写真をつなげて動画にする方法をとりました。
琵琶湖大橋を渡り、堅田から西へ直進して、同じ日に撮った写真です。

大阪のNash Studioさんのおかげで、素晴らしい音楽をつけることができました。
優しいメロディと写真なので、リラックスタイムにもご利用下さい。

ヒガンバナとコスモス、黄金色の田んぼが主役の動画なので、
季節に間に合ってよかった!とほっとしております。

(10/19追記)
動画を編集・公開した後、興味深い話を教えていただいたので、ご紹介します。

(今回の撮影方法とは少し違うのですが、)
フォトグラファーが「一眼レフで」動画撮影するケースが、
新しい流れとして、注目されているようです。

カメラマンのタクマさんのブログ(10/14)で教えていただきました。
http://ohagidaisuki.blog26.fc2.com/blog-entry-1137.html

(11/5追記)
仮タイトル:琵琶湖大橋を渡り、西へ。湖西地方の里山の風景
↓ 作品のタイトル変更しました。
写真動画・里山(PhotoMovie Satoyama MANO-OOGI)~湖西地方の里山の風景

YouTubeはこちらです→http://youtu.be/FMPgTtHFwbY
(YouTubeで御覧になる場合、画面右隅の「拡大」をクリックして見ていただくと、ほぼ原画の大きさになります。)

撮影地:滋賀県大津市真野/真野大野/伊香立~仰木
・真野川(ヒガンバナとコスモス)
・真野大野(稲わらの三角帽子、黄金色の田んぼ)
・伊香立~仰木(高台の棚田)
・仰木(地蔵、ヒガンバナ、お寺)

PhotoMovie Satoyama MANO-OOGI
Satoyama landscape of paddy field in Otsu city,Shiga prefecture,Japan
・Mano river ( Red spider lily and cosmos )
・Manooono ( Red spider lily and paddy field )
・Ikadachi~Oogi ( Panoramic view of paddy field )
・Oogi ( Jizō,red spider lily and temple)

Photo by J.Kanematsu,September 28, 2011.
Edit by J.Kanematsu,October, 2012.
Music by Nash Studio Inc., Osaka Japan.

Copyright(c)J.Kanematsu

あるデザイナーの方から、
「あなたの写真には音楽や流れがあって撮っているように感じる」と
言っていただいたことを思い出して、
そのリズムを一度きちんとカタチにしてみようと思い、作った作品です。

写真から動画を作るとか、仰木辺りの里山が題材だとか、そういうことが話題になってしまうけれど、本当のところは、自分の作品の特徴を活かせる形を探して、試行錯誤しています。

今回初めて作品に曲をつけたのですが、とてもいい曲に出会いました。
たまたま視聴した中にあった曲が、堅田近郊の里山のイメージにぴったりでした。

写真の構成と曲のリズムもぴったりあい、
音楽の力に、感謝です。


堅田の風景動画(短編集・Silent Movie)
動画・2009.5.14献撰供御人行列(Silent Movie)