竹生島をめぐる冒険(3) 謡曲「竹生島」と徳川家康の愛した「うさぎ」―波兎文様

月明かりに照らされた琵琶湖。その湖面に白い波が立つさまは、何匹もの兎(うさぎ)が飛び跳ねているようだ・・・と、昔の人は考えたらしい。 波間を兎が飛び跳ねている図柄は、波兎文様(なみうさぎ もんよう)と呼ばれる。 波と兎の...

竹生島をめぐる冒険(2) 徳川家康、秀吉の威光を琵琶湖の島に封じ込める―豊国廟唐門の移築

ちょうど今、NHKの大河ドラマ『真田丸』で大坂冬の陣の直前を放送しているが、大坂冬の陣が起きたのは慶長19年 (1614) の冬である。 同じ年の7月には、大坂の陣のきっかけとなった方広寺鐘銘事件が起きている。 豊臣秀吉...

琵琶湖畔の秘境、有漏神社と阿曽津千軒。堅田との意外な関係と登山道について

琵琶湖の北端に、有漏神社(うろう じんじゃ)という神社があります。 その由緒になんと・・・堅田の地名があって驚きました! 中世のころ、堅田の漁業権が湖北まで及んでいたという史実を裏付けるものでした。 往昔湖上舟楫(ふねか...

伊吹の荒ぶる神12(渡岸寺観音堂(向源寺)、石道寺、菅山寺、そして湖北の仏様たち)~近江山河抄の舞台を歩く(76)

滋賀県長浜市高月町渡岸寺(どうがんじ)には、向源寺(こうげんじ)という寺がある。 場所はJR高月駅から歩いて10分位のところで、境内には渡岸寺観音堂がある。 ここでは、日本に七体あるという国宝十一面観音像の一体を、予約な...

伊吹の荒ぶる神11(北国脇往還4:小谷郡上から雨森を経て北国街道木之本へ)~近江山河抄の舞台を歩く(75)

朝の光の中、ソバ畑の向こうに、街道沿いの集落(小谷美濃山)が見えていた。 北国脇往還を3回に分けて歩く最終日は、長浜市の小谷郡上から木之本までの約11km。河毛駅から小谷郡上に出て、道なりに進み、小谷美濃山から小谷丁野(...

伊吹の荒ぶる神10(北国脇往還3:長浜市八島から、伊部宿を経て、小谷郡上まで)~近江山河抄の舞台を歩く(74)

北国脇往還は、岐阜の関ケ原から滋賀の木之本へ抜ける脇街道で、伊吹山南麓を通る。 中山道・北国街道間の近道で、秀吉の大返しや江戸時代の参勤交代に使われた歴史ある道だ。 この北国脇往還を3回に分けて歩いたのは、今年9月のこと...

伊吹の荒ぶる神9(北国脇往還2:米原市春照から小田分水、姉川越え、峠を歩いて長浜市野村町まで)~近江山河抄の舞台を歩く(73)

滋賀県米原市春照(すいじょう)は、伊吹山麓、北国脇往還と長浜道の分岐点に位置する。 脇往還の近くには伊吹の薬草風呂に入れる施設があり、街道沿いの町並みも美しい。 今回は近江長岡駅から伊吹山登山口行きバスに乗り、伊吹庁舎前...

滋賀と京都の紅葉(2014年11月撮影)【洛北】大原から古知谷阿弥陀寺、蓮華寺、赤山禅院 【滋賀】湖東三山、永源寺、石山寺、三井寺、日吉大社、西教寺、鶏足寺、石道寺、湖南三山、不動寺、太郎坊宮、教林坊

11月後半はいかがお過ごしでしたか? 私は連日、紅葉の撮影で、京滋のお寺を中心に回っていました。 ひたすら早起きして、移動、撮影、移動の毎日でした。