HDDからSSD/HDDへの換装手順(CドライブのみSSD移行)3:システム移行編

HDDからSSD/HDDへの換装手順、システム移行編(最終回)です。

Windows7のデスクトップパソコンにて、システム(Cドライブ+@)のみSSDへ移行。データ(Dドライブ)は新しいHDDへクローンし、SSDと新HDDを併用する方法です。

HDDよりSSDの容量が小さい場合、Windows7付属の「システムイメージからの復元」は無理なため、クローンソフトを使用しました(ただし、実際のHDD使用量<SSDの容量に収まる場合であることが必要)。

クローンソフト自体は分かりやすかったのですが、そこに至るまでの周辺知識がなかったため、初心者の筆者が実際に戸惑った項目を中心にまとめてみました。たぶん、同じところで悩む方がおられるのではないかと思い、参考サイトのリストを含めて出来る限り再現しています。

 

◆そもそもHDDの中味をどうやってコピー(クローン)するか?
◆SSDの取り付けに必要なもの
◆HDDの選び方(Windows7以前と後ではハードディスクの仕様が違う(AFT・非AFT))

HDDからSSD/HDDへの換装手順(CドライブのみSSD移行)1:事前準備編
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◆1TB HDDから大容量HDD(3TB)へのクローン方法(従来のフォ-マットでは2TBを超えるHDDは認識されないので、3TB一杯認識させる方法)~ハードディスク2TBの壁と、MBR⇒GPTクローン

HDDからSSD/HDDへの換装手順(CドライブのみSSD移行)2:フォーマットの方法とDド...
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筆者のPC(Dell Precision T1500)では、最近になって起動時にシステムが不安定になることがありました。Dellの付属ソフトで調べたところ、指定読み取りテストとリニアリードテストでHDDエラーが数回出ていました。Dellのサイトで調べたところ、HDDの交換が必要な状態でした。

筆者のように移行元HDDの調子が良くない場合は、クローン作業中にエラーが出る可能性があります。そこで今回は、クローンソフトの「システムのバックアップと復元」機能で、システムを移行しました。

システムのみ移行する場合は、クローンする方法と、クローン箇所の選び方が鍵になります。これから自分でやってみようと考えている方の、ご参考になれば幸いです。

全体目次

(1)HDDの中味をどうやってコピー(クローン)するか?
(2)SSDの選び方(容量・事前準備)と、移行に必要なもの
(3)HDDの選び方~Windows7(Service Pack 1以前の発売モデル)ならではの悩み
(4)データ(D:) HDD 500GB⇒新HDD 3TBに移行~ハードディスク2TBの壁と、MBR⇒GPTクローン
(5)システム((C:)+「システムで予約済み」)HDD 500GB⇒SSD 240GBに移行する方法
(6)HDD⇒SSD+新HDD に移行したことをWindowsに認識させるには?
(7)パーティションの調整(3TB全部を(D:) にする)
(8)SSDの最適化

システム移行編(目次(5)-(8)に対応)

(5)システム(C: + システムで予約済み)HDD 500GB(68GB使用)⇒SSD 240GBに移行する方法

☆事前に準備・確認しておくこと
Windows 7のシステム修復ディスクを作成する
AOMEI Backupper Standard(インストール)
AOMEI Partition Assistant Standard Edition v6.0(インストール)
・BIOS設定画面に入る方法を確認しておく
「BIOS設定|パソコン初心者」の記事によれば、「ほとんどのパソコンが電源投入後のメーカーロゴ画面、マザーボードロゴ画面でF2キーかDeleteキーを押してBIOS設定画面に入ります。」との事です。

 

☆推奨事項(CドライブからDドライブへの変更)
[Windows 7]個人用フォルダーの「マイドキュメント」や「マイピクチャ」などのリンク先を変更する
Google Chrome のキャッシュの場所を移動する
Firefoxのキャッシュ保存先の変更方法
Windows 7 / Internet Explorer 8.0 インターネットオプションの設定 (ネットワーク接続用の設定変更)

 

☆システムのバックアップと復元方法
『初SSD、初クローンにて失敗。困っています。』のクチコミ掲示板を参考にしています。

準備:HDDにチェックディスクをかける。(「不良クラスタの検出と修復」にチェックマークを入れた上で実行)⇒チェックディスクの実行方法

手順:AOMEI Backupper Standardで「バックアップ」⇒「パーティションバックアップ」を選択。

↓「バックアップしたいパーティションまたはボリュームを選択。」をクリック。

↓「システムで予約済み」と(C:)を選択。「RECOVERY」の選択は任意。⇒「追加」を選択

☆メモ

(C:)だけ「パーティションクローン」してもWindowsは起動しない⇒(C:)のほかに「システムで予約済み」領域も必要。

疑問点1:「システムで予約済み」領域が見当たらない場合は??
⇒Windows7を再インストールしたPCでは、システム予約領域100MBはC:ドライブ内に作られる。
『Win7 再インストール後システムで予約済みが消えた><;』 の クチコミ掲示板

ちなみに、システム予約領域の実体は「bootmgr」という名のシステムファイルで、「bootmgr」がなければ起動できない。
BOOTMGR is missing 「BOOTMGR」とは何か

筆者のPC(Windows7再インストール経験あり)を調べてみると、確かにCドライブの中に「bootmgr」がありました。

疑問点2:「RECOVERY」領域は除外してよいのか?
⇒SSDの空き容量を少しでも確保するため、「RECOVERY」領域は移行させずに対処したという体験談が多かった。

疑問点3:「RECOVERY」領域をどれくらい確保するか?
「SSDの換装について」の中で言及あり。
※筆者の場合は現HDDと同じ容量を確保(約10GB)

 

↓(C:)以外のバックアップ先を指定する(画面では「D:マイバックアップ」の中にバックアップが作られる。外付けHDDを指定してもOK。)

↓「システムバックアップ機能を使用しますか?」⇒「はい」を選択。

↓「システムで予約済み」と(C:)が選択されていることを確認して、「開始」を選択。
※筆者の環境では、「システムで予約済み」該当領域が(C:)の中に作られているため、この画面になっている。また任意で「RECOVERY」を選択している。

↓システムバックアップの進行状況。「D:System Backup(1)」としてバックアップが作られる。「完了したときにバックアップの整合性をチェックします」にチェックを入れておく。


↓SSDをHDDスタンドでPCに接続した状態で、AOMEI Backupper Standardで「復元」を選択。

↓「システムを復元したいですか?」⇒「はい」を選択。

↓バックアップ元を指定し、「システムをほかの場所に復元。」にチェックを入れる。⇒「次へ」を選択。

↓復元先としてSSDを指定(「未割り当て」となっていて構わない⇒ゆえにフォーマット不要)⇒「次へ」を選択。

「SSDを最適化するにはパーティションを合わせる」に必ずチェックを入れて、「開始」を選択。

↓システム復元の進捗状況。

↓復元完了。システムがSSDに復元されました。引き続き、移行作業を行います。

(6)一つのHDD⇒SSD+新HDD に移行したことをWindowsに認識させるには

まず、PCの電源を落として、ケーブル類・外付け機器をすべて外す。
↓次にプラスドライバーで、PCケースのふたを固定しているネジを外す。

↓HDDを外す。SATAケーブル(写真1)、電源ケーブル(写真2)、固定ネジ4箇所(写真3)を外せばOK。

↓取り外したHDDから出ているSATAケーブルの、取り付けられている箇所を確認(マザーボードに書いてある数字に注目)。
1番にSSD、2番に新HDDが来るようにする(※現HDDを流用する場合は2番にHDDが来るようにする)。

↓SSDに、SATAケーブル(マザーボード1番から伸びているもの)と電源ケーブルを装着。

現HDDのあったベイに、SSDを装着(2.5インチ⇒3.5インチ変換マウントを使用)。

空きベイに、新HDDを装着。SATAケーブル(マザーボード2番から伸びているもの)と電源ケーブルをHDDに装着。PCケースのふたを閉める。

PCの電源スイッチを入れる。[F2]または[Delete]キーを押し続けて、BIOSの設定画面を呼び出し、1st Boot をCD/DVDドライブに指定する。変更内容を保存して再起動させる。

▼BIOSの操作方法

CD/DVDから起動する方法 | パソコントラブル 原因&解決
CDやDVD等の起動ディスクを使うには、OSがインストールしているハードディスクより先にアクセスするように設定する必要があります。 普段使っているパソコンでは、CD/DVDから起動するような使い方はしません。 その為、ハードディスクを優先的

 

CD/DVDドライブに修復ディスクを入れる。

↓キーボードの選択に迷いましたが、「Microsoft IME」でOKでした。

スタートアップ修復を行う。

スタートアップ修復が終わったら、修復ディスクを取り出したうえで、再起動させる。
BIOSの設定を元に戻す必要があるので、[F2]または[Delete]キーを押し続けて、BIOSの設定画面を呼び出し、1st Boot をSSDに指定する。変更内容を保存して再起動させる。

↓Windowsが起動したら成功!再起動を要求されるので、再起動する。

(7)パーティションの調整(3TB全部を(D:) にする)

・新HDD(旧Dドライブのクローン)が(H:)と表示されているので、(D:) としたい。
・ボリュームラベルがない状態なので、DATAと名づけたい。
・割当領域も旧Dドライブの容量のままなので、容量いっぱいに拡張したい。

AOMEI Partition Assistant Standard Editionで、
・「ボリュームラベルの変更」(DATA)
・「ドライブ文字の変更」(HからDへ)
・「パーティションの調整」を行う。(下の写真の画面で、緑色の部分を右へ容量一杯までドラッグする)

↓「実行」すると、あっという間に終わります。

リカバリー(初期化)ではなくクローンなので、WindowsUpdateをやり直したり、ソフトを延々と入れなおしたり、Adobeのソフト(Photoshopなど)の認証を行ったりといったことは、一切不要でした!!

(8)SSDの最適化

SSDはHDDと性質が違うため、SSDに即した最適化と状態判断が必要になります。

1. 最適化設定

Windows Vista 7 8.xの起動ディスクにSSDを使用している場合の「最適化設定」方法 |WEB、IT、パソコン講座

上記記事の最後でも紹介されていますが、SSDの最適化を簡単に行えるフリーソフトがあります。

SSDの寿命を3倍へ「SSD最適化設定」 |
↑SSDへの交換前に必要なSSDの容量を教えてくれるなど、機能盛りだくさんでおすすめです。特にLPM(省電力設定)」、「SSDの寿命を急速に消耗させるハイバネーションをOFFにする」は、個人ではなかなか設定できないので、ぜひ!!

 

2. SSDの寿命予測・状態判断

SSDLife Free
SSDの寿命予測・健康診断・使用状況・S.M.A.R.T.を簡単に確認できるSSD用ユーティリティソフト。フリー版あり。

CrystalDiskInfo
S.M.A.R.T.に対応したHDDの動作状況や健康状態をチェック。フリーソフト。

 

3. SSDのバックアップ
AOMEI Backupper Standardの「システムのバックアップ」などを使って、意識的にバックアップをとっておくのが重要です。

 

4. SSD専用のデフラグソフト
MyDefrag
Defraggler

 

参考:クローンの方法3通り

1.HDD全体のクローン(ディスククローン)・・・HDD全体がCドライブの場合
一番シンプルで、分かりやすい方法です。
※手順⇒HDD / SSD の C ドライブ(システムドライブ)をOS丸ごとコピー/クローンできるフリーソフト「 Easeus Todo Backup 8.2 」の使い方解説!

2.システムのみのクローン・・・パーティションクローンを行う。(C:)のほかに「システムで予約済み」領域を選択します。
AOMEI Backupper Standardの「システムクローン」はSNSでの宣伝を条件としたロックがついていますが、同様のシステムクローンがAOMEI Partition Assistant Standard Editionで無条件でできるようです。筆者が試してみたところ、クローン画面になりました。手順はhttp://www.disk-partition.com/jp/help/migrate-system-wizard.htmlで紹介されています。

3.システムのバックアップと復元・・・今回はこの方法で移行。
参考:『初SSD、初クローンにて失敗。困っています。』のクチコミ掲示板

※クローン方法3通りの詳細な検討(良記事・ご一読を)⇒フリーのクローンソフト、2015|Think pad Club

 

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