HDDからSSD/HDDへの換装手順(CドライブのみSSD移行)1:事前準備編

事務所で使っているWindows7パソコン。ハードディスク(HDD)の調子が良くないため、先日HDDからSSDに交換(換装)しました。

システム(Cドライブ+@)はSSDへ、データ(Dドライブ)は新しいHDDへクローンし、現在はSSDと新しいHDDを併用して使っています。

SSDに置き換えても、もとのHDDはそのまま使いたい、あるいは大容量の新しいHDDを取り付けてSSDと並存して使いたいと考える人が多いと思うのですが、「Windows7でCドライブのみSSD移行」は、実際にやってみて要所要所に難所がありました。

というのも、Windows7発売当時にはなかったフォーマット仕様や大容量HDDが出てきており、そちらへの対応が必要です。

これに加えて、HDDの選び方、クローン方法、システム(Windows)のみのコピー方法など、イメージのつかみにくい話の組み合わせなので、私の分かる限りで移行手順を書きました。必要となったパーツや道具も、できる限り再現しています。

というのも、私の周囲には詳しい人がいなくて、今まで(カメラも含めていろんなことを)自分で試行錯誤しながらやってきました。ご参考になれば幸いです。

 

ところでSSDにすると何かいいことあるの?というと、Windowsやソフトの起動が高速化するメリットがあります。

ただしHDDに比べて値段が高いのが悩みどころで、容量の違うHDD/SSD同士でデータの移行をする場合も多いようです(HDDの容量>SSDの容量でも、実際のHDD使用量<SSDの容量に収まるなら、フリーソフトを使って移行ができます)。

 

移行のおおまかな流れ

Windowsを起動したまま、HDDスタンドとクローンソフトを使ってWindowsはSSDに、データ(画像など)は新しいHDDに移す。

PCの電源を落としてPC内部にあるHDDを取り外し、SSDと新HDDを取り付けて、Windowsを起動させる。

PCで微調整とSSDの最適化を行う。
※今回使用したのはすべてフリーソフトとWindows付属ソフトです。

 

筆者の環境

・Dell Precision T1500(デスクトップ(正確にはワークステーション))
・Windows7 professional 64bit (Service Pack 1適応済)
・一台のHDD(1TB)を、(C:)500GB(D:) 500GBとして使用

全体目次

(1)HDDの中味をどうやってコピー(クローン)するか?
(2)SSDの選び方(容量・事前準備)と、移行に必要なもの
(3)HDDの選び方~Windows7(Service Pack 1以前の発売モデル)ならではの悩み
(4)データ(D:) HDD 500GB⇒新HDD 3TBに移行~ハードディスク2TBの壁と、MBR⇒GPTクローン
(5)システム((C:)+「システムで予約済み」)HDD 500GB⇒SSD 240GBに移行する方法
(6)HDD⇒SSD+新HDD に移行したことをWindowsに認識させるには?
(7)パーティションの調整(3TB全部を(D:) にする)
(8)SSDの最適化

 

事前準備編(目次(1)~(3)に対応)

(1)HDDの中味をどうやってコピー(クローン)するか?

 

玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3 パソコンなしでHDDのまるごとコピー機能付き

実際にどういう風にしたらいいのか、全然イメージがわかなくて困っていたところ、父の積読になっていたPC雑誌(2015年春号)でこれを発見!

これを使えばパソコンなしで、HDDの丸ごとコピー(クローン)が可能です。SSDにも対応。何より時間と手間が短縮できます。ソフトの選択で悩む必要もなし。コピー元HDDの状態が悪くなければ、同じ容量(またはそれ以上)のディスクにクローンする場合に使えます。

ただし、パソコンなしで、500GBのディスク⇒250GBのディスクへのような容量が小さくなるコピーはできません。

 

 

 

Inateck USB3.0 HDDスタンド 2.5型 / 3.5型 SATA HDD/SSD対応 ACアダプター付 (PC / Notebook / Mac使用可能、SATA3 UASPにサポート)
筆者の場合、パソコンにつないでコピーできればいいのと、ディスクを差し込む口は一つあれば十分でした。500GBの内蔵ディスク⇒250GBのディスクのコピーになるので、容量が小さくなるコピーができる、このHDDスタンドを購入しました。

なんといっても、パソコンに接続するとUSB接続の外付けHDDと同じように使えるというのが便利でした。SSDのコピーにも対応しています。

Inateck USB3.0 HDDスタンド 2.5型 / 3.5型 SATA HDD/SSD対応 ACアダプター付 (PC / Notebook / Mac使用可能、SATA3 UASPにサポート)

USB3.0/USB2.0対応。差し込むディスク(HDD/SSD)容量は4TBまで対応。Mac使用可能。3TB HDDのフォーマットに一晩使いましたが、HDD、スタンドとも熱でおかしくなることはありませんでした。

移行作業が終わった後は、また別の内蔵HDDを買ってきて、このスタンドで外付けHDDとして使ってみるのもいいかも・・・(緊急時のバックアップ用に使えますね!)

付属の説明書が英語で、簡単な説明だけだったので、使用方法と取り外し方法を書いておきます。

 

使用方法

・ACアダプタを、HDDスタンドと接続。
・USBケーブルを、HDDスタンドと接続。
・ACアダプタをコンセントに挿し、USBケーブルの他方をPCに接続。
・HDDスタンドの口のように開いている部分を覗き込み、SSDやHDDの先端端子と向きが合うことを確認したうえで、SSDまたはHDDを上から差し込む。
・スタンド本体の電源ボタン(目玉状)を押す。
これだけで、外付けHDDと同じように使えます。

 

取り外し方法

Windowsの場合は、USB機器と同様「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」でできます。
その後、スタンド本体の電源ボタンを押せば電源が切れます。
電源が切れてから、SSD/HDDの取り出しを行ってください。
イジェクトボタン(上に飛び出した棒状のボタン)を下に押し込めば、少し飛び出すようにSSD/HDDが外れます。

 

 

↓こちらはノートパソコンの方向け。写真家の先輩が実際に使っていました。
※SSDだけのコピー/クローンなら、デスクトップパソコンの方でも使えます。(SSD=2.5インチなので)

センチュリー MOBILE BOX USB3.0接続 SATA6G CMB25U3BK6G ブラック/グレー

センチュリー MOBILE BOX USB3.0接続 SATA6G CMB25U3BK6G ブラック/グレー

「2.5インチ」内蔵HDD、または2.5インチ内蔵SSDを入れて、外付けHDDケースとして使えます。USB3.0/USB2.0対応。

 

(2)SSDの選び方(容量・事前準備)と、移行に必要なもの

SSDの寿命を3倍へ「SSD最適化設定」 |
↑後日調べたところ、SSDのディスク交換・事前調査のための、フリーソフトがありました!必要なSSDの容量を教えてくれるなど、機能盛りだくさんでおすすめです。SSDに交換した後の最適化にも使えます。

 

↓実際のところ、筆者は急なHDDトラブルで選ぶ時間がなかったので、PCパーツ専門店で、店おすすめの特価品を購入。お店では約8000円でした。

 

SSDをデスクトップパソコンに入れる場合は「2.5インチHDD/SSD用→3.5インチサイズ変換ブラケット(ネジセット付き)」が必要です(※ノートパソコンの場合はHDDが2.5インチなので、変換ブラケット不要)。

 

この他、SSDとマザーボードをつなぐ「SATAケーブル」が必要です(※取り外すHDDから流用する場合は不要)。通常は0.4-0.5mあれば十分かと思いますが、できればご自分のPC内部を開けて必要な長さを確認してください。

 

面倒だなと思う方は、変換ブラケットとSATAケーブルつきのSSDがありますよ!高価なSSDだと、変換ブラケットが付属している場合が多いようです。

SSD/HDD取り付け作業に必要なのが、プラスドライバーです。

太いドライバー(2番。ご家庭にあるドライバーは通常コレです)は、PCのカバー(ふた)を開ける時にネジをはずすために使用。

細いドライバー(00番。メガネやカメラレンズ用に使われる)は、SSDと変換ブラケットをPCケース内部に取り付ける時に使用します。

写真はマイドライバー。この2番のプラスドライバーは十年来愛用しています。

(3)HDDの選び方~Windows7(Service Pack 1以前の発売モデル)ならではの悩み

☆HDDを選ぶ視点

・2.5インチか3.5インチか(ノートパソコンは2.5インチ、デスクトップは3.5インチ)
・IDEかSATAか(Windows7ならSATA)
・回転数(5400回転、7200回転)・・・同じものを選ぶのが無難。システム(OS)に使う場合は7200回転、データのみの場合は5400回転で十分という声もありました。
・AFTか非AFTか(後述)

◆HDDの選び方(解説)⇒ハードディスク交換・換装
◆自分のPCのスペックを調べる方法⇒自分のPCのハードディスクが、IDEかSATAかが簡単にわかる方法はないでしょうか?

 

☆Windows7 Service Pack 1(2012年2月~)以降と、Windows7以前では、ハードディスクの仕様が違います!(AFT・非AFT

XP、Vista、Windows7(出荷時無印タイプ:2009年~2011年)は、ハードディスクの物理セクタサイズが512バイト(=非AFT)です。現在はその8倍である、1セクタ4096バイトの「AFT」が主流になっています。

XP、Vista(SP1未適用)、Windows7(SP1未適用)で「非AFT」から「AFT」に交換すると、リカバリができない、Windows Updateが実行できない問題が指摘されています。

◆方法1:事前に措置を取った上で、AFTのハードディスクに交換する。
非AFTハードディスクから AFTハードディスクへの交換 (換装) その1
非AFTからAFTへのHDD交換について質問させてください。|価格.com

 

◆方法2:非AFT方式のハードディスクを探す。筆者の経験上、アマゾンでは「非AFT」、ヨドバシカメラでは「512Byteセクター品」と記載されています。非AFTのものは非常に少なくなってきていて、価格も高めなので、非AFTでのHDD交換をお考えの方は早めに購入されたほうがいいかもしれません。
筆者が購入したHDD(非AFT)

 

希少な1TBのHDD(非AFT)。同じものがヨドバシカメラで販売されています(2016年11月18日現在)。

【Western Digital】 WD Black 3.5inch HDD 1TB SATA 7200回転 64Mキャッシュ 512セクタ(非AFT) WD1001FAES

Western Digital製の1TBHDD。ちなみに筆者が今まで使っていたHDDは、これとほぼ同じ型番でした。デスクトップ用。

Amazon.co.jpで詳細を見る

 

ノートパソコン用の非AFT HDDを発見!

 

 

その他、参考になるサイトのご紹介

容量の違うHDD同士では、Windows7付属の「システムイメージからの復元」は無理ですが、同じ容量同士ならこの機能でHDD交換をするのも一つの方法です。実際の容量については、2番目のサイトで詳細に検討されています。

▼Windows7の「システムイメージの作成」でHDD交換をする場合の手順
Windows7の標準機能を使ってHDD交換をしてみました|文系技術屋のつれづれ日記

▼Windows7の「システムイメージの作成」でHDD交換をする場合の注意点
Windows 7 のシステムイメージでパソコンを復元する時の注意点。

 

続編はこちら

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