【画像復元】Nikon NEFファイルも復旧できるフリーソフトRecuva(日本語対応)

先日書いたWindows7/8.1の記事(Windows10への自動アップグレードを阻止する方法)への反響がすごくてびっくりしています。そこで、今回は緊急時に役立つかもしれない話題の続きで、Recuvaという復元ソフトのことをご紹介したいと思います。

たとえばお子さんの写真や、出先で録音したインタビュー、時間を掛けて作った文書など、とりかえしのつかないファイルってありますよね。私自身は日常的に多くの画像を扱っており、近年は災害ボランティアも経験しました。

信頼の置ける復元専門業者さん(たとえば金沢市のリカバリーサービス株式会社さん)も実際に存じ上げていますが、個人で復元が可能な場合はどんな場合で、専門分野でどのソフトが信頼に足りるのか(有料無料問わず)、あまりに情報が少ないと感じていました。

ハードディスクやSDカードなどから画像を削除してしまった、あるいはフォーマットしてしまったとき、Recuvaでファイルを復元できる可能性があります。

Recuvaの特徴

JPEGGIF,PNG,TIFFといった画像ファイルだけでなく、Nikonのカメラで使われているRAWファイル(Nikon NEFファイル)も復元できます(※復元されたファイルが実際にNEFファイルとして認識されることは、当事務所で実証済みです)。

画像だけでなく、ドキュメント音楽、動画にも対応しています。
日本語に対応しているフリーソフトです。
☆容量や回数による復元の制限は一切ありません。

☆システムクリーナーとして知られるCCleanerの開発元・Piriform社のソフトです。

注意点

◆<注意その1>Recuvaで復旧可能なのは、ハードディスクやSDカードなどが物理的に壊れていない場合に限定されます。

◆<注意その2>削除・フォーマット直後の復旧が一番確立が高くなります。新たなデータが上書きされていないためです。(なおフォーマット後1ヶ月経っていたハードディスクや普段繰り返し使っているSDカードで試してみたところ、完全に復旧ゼロということはなく、Nikon NEFファイルをかなりの割合で復元できました。)

◆<注意その3>内蔵ハードディスクが異音を発していたり、外付けハードディスクやSDカードがパソコンに全く認識されない場合は、物理的に壊れている場合が多いので、ソフトは使用せずにデータ復旧の専門業者に依頼されることをおすすめします。なお、水害・水没の場合は急に水から引きあげる前に、まずは専門業者に相談されてください。

 

救出したいデータが上書きされることを防ぐために、Recuva自体の保存先を外付けハードディスクやUSBメモリーにしてください。

主なブラウザの保存先の変更方法は以下のとおりです。
Internet Explorer 11でダウンロードしたファイルの保存先を変更する方法
Chromeヘルプ「ダウンロードの保存先を変更する」
・Firefox:「ツール」→「オプション」→「一般」
ダウンロード「ファイルごとに保存先を指定する」を選択

下記サイトから Recuva – Portable をダウンロードできます。
http://www.piriform.com/recuva/builds

1.「Dowdload」をクリック。

2.「ファイルを保存する」「OK」をクリック。ファイルごとに保存先を指定する設定にした場合は、保存先を外付けハードディスクやUSBメモリーにしてください。インストール時に日本語を選択すると日本語で表示されるようになります。

3.ウィザードで「次へ」をクリック。

4.復元したいファイルの種類を選択。種類が分からない場合、RAWファイル(Nikon NEFファイルなど)の場合は「すべてのファイル」を選択してください。

5.復元したいファイルの場所を選択。全部から探したい場合、場所が分からない場合は「ハッキリしない場合」を選択してください。

6.「開始」をクリック。削除・フォーマットの場合は、「詳細スキャンを有効」にチェックをいれてください。

7.スキャン中は、進行状況が表示されます。ファイル数が多いと時間がかかります。内蔵HDDの場合だと、数時間から半日(一晩)かかる場合があります。

8.復元可能なファイルには緑、復元不可能は赤、復元が難しい場合は黄色が表示されます。(他で上書きされてしまうと、復元不可=赤となってしまいます。)

9.復元したいファイルにチェックを入れて、画面右下の「復元」をクリック。

10.復元先を指定してください。上書きを防ぐために、復元先は外付けHDDをおすすめします。(画面例では外付けHDDの中に「バックアップ」という名前のフォルダを作り選択しています。)

実際のところを申しますと、この手の話は専門の業者さんがいて有料ソフトの広告がたくさん出ている分野なので、ある意味書きづらい側面がありますが、災害時や災害ボランティアの際もデータ復元の話は避けて通れない時代になっています。

データが消えたとき、ショックで打ちひしがれている方があまりにも多かったので、どうか元気を出して、だまされたと思って試してみてくださいという気持ちで書きました。デジタルデータは簡単に消えることがありますが、それは裏を返せば復元できる方法があるかもしれないということです。

もしRecuvaで救えなかったとしても、広告にはあまり出てこない中にも良心的な業者さんがおられます。私も仕事上お願いしたことがあります(先輩の写真家に聞いた話では、15年前のMO(※現在は生産終了のメディア)に画像が入っていて取り出しに困っているなど、結構ある話なんですよ)。もし業者さんを探す場合は、技術者の方が運営していて、自社でクリーンルームを持っている、料金体系がはっきりしているところに依頼すると、心配は少ないと思います。

Recuvaは万能ではないかもしれませんが、かなりのことができるソフトです。常備薬のような感じでとらえていただければ幸いです!

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