伊吹山麓の道、北国脇往還を歩く~花と水辺の風景3(長浜市/野村の水路と八島の水車⇒伊部宿⇒小谷郡上のお地蔵さん)


北国脇往還は、関ケ原から伊吹山麓を通り、木之本で北国街道と合流する脇街道。
行程の半分以上を占めるのが、集落と田圃の中を行く、平坦でのどかな道です。
滋賀県長浜市野村町に入ると、水路そばの地蔵堂で、沢山のヒガンバナが咲いていました。


同じく長浜市野村町にて、道端の畑で咲くコスモスの花。
この写真には写っていませんが、長浜に入ると伊吹山がまたよく見えるようになりました。


田圃のあぜ道に続くヒガンバナに導かれるように、神社の裏手に出ました。
この先はまた車道歩きとなるので、ここで早めの昼食をとることにしました。
持参したお弁当を食べながら、数日前と気温がだいぶ違うことを実感します。
午後は県道を歩いて草野川を越え、道中初めてコンビニに出合いました。


県道から八島の集落に入ると、立派な水車が迎えてくれました。
長浜市八島町は、北国脇往還の道標が数箇所残っているという貴重な地区です。
※詳細は後日、『近江山河抄の舞台を歩く』「伊吹の荒ぶる神」でご紹介する予定です。


尊勝寺町、山ノ前町を通り、伊部宿の置かれた伊部(長浜市湖北町伊部)へ入りました。
山ノ前町の北国脇往還は、昭和50年代の圃場整備で一部が失われていることを知ります。
実際に歩いてくると、道が無くなっている事はやはりショックでした。
県道を歩いて伊部の集落に入り、写真の田川の手前で北国脇往還に合流できました。


伊部は北国脇往還のほぼ中間に位置し、上小谷伊部宿とも呼ばれたところです。
小谷宿は、隣の郡上(長浜市小谷郡上町)と二宿で一宿場だったそうです。
北国脇往還で、建物の残る本陣跡に出合ったのは初めてでした。


今回は小谷郡上町のお地蔵さんの前で、北国脇往還から離れることにしました。
看板にあるとおり小谷郡上は浅井三姉妹に縁の深いところで、浅井氏の居城・小谷城の近くです。この後、郡上の交差点を渡り、河毛駅(かわけ)まで30分ほど歩いて、JRで帰りました。この日は米原市春照から長浜市小谷郡上町、河毛駅まで約17kmの行程でした。(次回に続く)

(撮影日:2014年9月18日(木)午後)

◆今回の行程を地図にまとめています。街道歩きにご活用ください。

大きな地図で 中山道(醒井・柏原・関ケ原)と北国脇往還を歩く~滋賀県米原市・長浜市・岐阜県不破郡関ケ原町 を表示