比良の暮雪5(琵琶湖の西、小野から近江高島へ。JR湖西線の車窓の風景と、近江の厳島「白鬚神社」)~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(40)

小野駅前の風景(三上山と琵琶湖、国道161号線)
琵琶湖の西を走るJR湖西線。小野から先は琵琶湖が迫り、美しい風景が広がる。
最初の写真は小野駅にて撮影。左から三上山と琵琶湖、併走して走る国道161号線。
この9月から解体の始まる観覧車(イーゴス108)も見えている。
今回は、白鬚神社の最寄り駅である近江高島までの風景を中心に、お届けします。

小野から先は平地がせばまり、国道は湖水のふちを縫って行く。ここから白鬚神社のあたりまで、湖岸は大きく湾曲し、昔は「比良の大話太」と呼ばれた。小さな川をいくつも越えるが、それらの源はすべて比良の渓谷に発し、権現谷、法華谷、金毘羅谷等々、仏教に因んだ名前が多い。-白洲正子『近江山河抄』「比良の暮雪」

JR湖西線の車窓から(小野~和邇)
小野~和邇で撮影。
小野から先は、対岸の奥島山(近江八幡市・長命寺周辺)がよく見える。

JR湖西線の車窓から(和邇~蓬莱)
和邇(わに)~蓬莱(ほうらい)で撮影。

JR湖西線の車窓から(蓬莱~志賀)
蓬莱~志賀で撮影。

JR湖西線の車窓から(比良駅)
比良駅で撮影。

JR湖西線の車窓から(比良~近江舞子)
比良~近江舞子(おうみまいこ)で撮影。

JR湖西線の車窓から(近江舞子駅)
近江舞子駅で撮影。

JR湖西線の車窓から(近江舞子~北小松)
近江舞子~北小松で撮影。

JR湖西線の車窓から(北小松~近江高島-1)
北小松~近江高島で撮影。

JR湖西線の車窓から(北小松~近江高島-2)
この先はトンネルに入ってしまうので、JRの車窓から白鬚神社を見ることはできない。

白鬚神社と琵琶湖
こちらが近江の厳島こと、白鬚神社。
神社の前を「西近江路」が走り、付近には万葉集の舞台となった乙女が池がある。
9月5日の白鬚神社例祭の日に、歴史の町・近江高島を歩いた。(次回へ続く)
(撮影日:2013年9月5日)

白鬚神社は、街道とぎりぎりの所に社殿が建ち、鳥居は湖水の中にはみ出てしまっている。
・・・が、それははみ出たわけではなく、祭神がどこか遠くの、海のかなたから来たことの記憶を止めているのではあるまいか。
・・・
白鬚神社の建つ岬を、「権現崎」と呼ぶが、その北には安曇(あど)川の三角州がつき出ており、古くは安曇(あずみ)族の根拠地であった。彼らがどこから来たか不明だが、漁業に携わる特殊な集団で、越前の方から流れついた外来民族ではないかといわれている。-白洲正子『近江山河抄』「比良の暮雪」

 

次回:比良の暮雪6(近江高島:白鬚神社、鵜川四十八体石仏群、大溝城跡、乙女が池)


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