伊賀上野城の桜~伊賀鉄道に乗って忍者の町へ(三重県伊賀市)

こちらは、三重県伊賀市を中心にした地図です。

私は、JR草津線の始点である滋賀県草津市を生活圏にしています。終点の柘植(つげ)まで一度乗ってみたいと思っていましたが、柘植はお隣の三重県なので、なかなか行く機会がありませんでした。

この春、代理店さんから伊賀上野城の桜写真のリクエストをいただきまして、調べて見たところ、柘植駅から関西本線に乗り換えれば、三重県伊賀市まで行けるじゃないか!と。

しかも、伊賀上野城の最寄り駅である伊賀鉄道の上野市駅からは、奈良県の月ヶ瀬(こちらも桜名所)へ行くバスが出ています。

せっかくの機会なので、先日、滋賀県⇒三重県(伊賀市)⇒奈良県(奈良市月ヶ瀬)と1日で回って桜撮影をして来ました。午前中に滋賀県甲賀市の鮎河千本桜(前々回掲載)を撮影して、午後から三重県伊賀市へ出ています。

草津(滋賀県草津市)
↓ JR西日本 草津線
柘植(三重県伊賀市)…草津から約50分
↓ JR西日本 関西本線
伊賀上野(三重県伊賀市)…柘植から約17分・草津から片道970円(2017年4月現在)
↓ 伊賀鉄道 伊賀線
上野市 (三重県伊賀市)…伊賀上野から約7分・片道260円(2017年4月現在)

柘植で乗換えがうまくいけば、結構近いです、伊賀上野。


伊賀鉄道の忍者列車

伊賀上野駅で待っていたのは、伊賀鉄道の忍者列車
銀河鉄道999でおなじみ、松本零士さんの絵が印象的でした。


伊賀鉄道の忍者列車

忍者列車の車内はこんな感じでした。外国人の乗客を結構見かけましたよ。


伊賀鉄道上野市駅の忍者

上野市駅を降りると、忍者、忍者、忍者。これは描いた忍者と置物の忍者だけれど、この日は街中を忍者姿で歩く子供さんがたくさんいました。

2017年4月1日から5月7日までの土日祝は「伊賀上野NINJAフェスタ」というイベントの最中だそうで、忍者衣装の貸し出しが行われているそうです。小さなお子さんがいる方はぜひどうぞ!(みんな楽しそうでした)


上野市役所

伊賀上野城のある上野公園へ行く途中、目に入ったのは・・・
上野市役所の建物に掲げてあった言葉。

伊賀市は「忍者市」を宣言しました 平成29年2月22日

222・・・にん(忍)にん(忍)にん(忍)ってことかな?徹底してますね。


伊賀上野城の桜

上野市駅から歩いて10分程で上野公園に到着。公園内を10分程歩くと伊賀上野城があります。ここまでは入場無料でした。

伊賀上野城の桜

せっかくなのでお城の中を見学(要・入館料)。バスの時間まで1時間あったので、上野公園でゆっくりしました。この日は気温が25度あったので、かなり暑かったです。


俳聖殿と桜

伊賀上野は松尾芭蕉の故郷でもあります。写真は、上野公園の敷地内にある「俳聖殿」です。芭蕉生誕300年を記念して1942年(昭和17)に建てられた建物だそうで、国の重要文化財になっています。


伊賀鉄道の忍者列車

奈良の月ヶ瀬を回った後、上野市駅から再び忍者列車に乗って帰りました。
こちらは女性の忍者、くノ一(くのいち)ですね。本当に徹底してるな、伊賀上野。
滋賀からは意外と近い、今度は城下町を散策したいと思った、春の忍者市探訪記でした。

 

※メモ1:JR柘植駅~JR伊賀上野駅はワンマン列車でした。伊賀鉄道もワンマン列車でした。無人駅では路線バスと同様の乗り方・降り方になります。乗り方・降り方を忘れそうになるためメモしておきますね。

乗車券を取って後ろの扉から乗り、下車時に切符または運賃を運賃箱に入れて一番前の車両の前から下りる。(ちなみに、私の地元の近江鉄道もワンマン列車ですが、時々しか乗らないので無人駅で降りる時はいつも慌てます。)

 

※メモ2:伊賀上野駅ホームに伊賀鉄道が乗り入れています。帰りに伊賀鉄道の伊賀上野駅で下りたところ、ホームにJRの券売機があり、改札を出なくても切符を買えました。こういう配慮、本当に助かりますね。

 

◆撮影日:2017年4月16日(日)午後
◆所在地(伊賀上野城):三重県伊賀市上野丸之内
◆アクセス:JR伊賀上野駅で伊賀鉄道乗り換え、上野市駅下車、徒歩10~20分


↓三重県探訪記より。

【なばなの里・花市場】に見に行く (三重県桑名市長島町)

↓ちなみに、滋賀県甲賀市は甲賀忍者のふるさとです。

鈴鹿の流れ星4(甲賀市甲南町:竜法師と瀬古の流星、甲賀流忍術屋敷、嶺南寺)~近江山河抄の舞台を歩く(48)

 

このブログは撮影地域で出会った方々との交流や、撮影地域の豊かな文化をお伝えできればと、撮影者個人で運営しているブログです。

キュレーションサイト等への無断転載および文章・画像の営利目的利用を禁じます。
Copyright(c)Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

 

滋賀の桜(16) 薬樹院の桜と山王祭(大津市坂本)

日吉大社参道の桜

山王祭は、「山王さん」の総本宮・日吉大社で、毎年4月12日~15日に行なわれる神事。
男女の神様が結婚して、子どもが産まれるというストーリーで行なわれます。
今回は、2017年4月14日の神輿神幸船渡御を撮影させていただきました。

日吉大社の参道の桜は、例年4月初旬から咲き始めて、山王祭の頃まで見事です。


薬樹院の桜

京阪電車の坂本駅を下りて日吉大社の参道をのぼっていくとすぐに、薬樹院の桜(巨木)が目に飛び込んできます。例年4月初旬が花の見ごろですが、2017年は山王祭の日まで咲いていてくれました。

樹齢は200年以上。学術的には、京都の醍醐寺のシダレザクラと同じDNAを持っているそうです。豊臣秀吉の「醍醐の花見」は400年以上前の話なので(慶長3年(1598年))、この薬樹院の桜はいわゆる2代目に当たるのではないかと考えられています。

日吉大社は比叡山の守護的存在として位置づけられ、坂本はその門前町として発達してきた歴史があります。坂本には延暦寺を引退した僧侶が暮らす里坊が数多くあり、薬樹院もその一つです。薬樹院自体は非公開ですが、参道から桜の姿を楽しむことができます。


日吉大社奥宮八王子山

山の上にお宮が見えていますね。日吉大社奥宮がある八王子山です。

実はこの八王子山、比叡山延暦寺の千日回峰行のルートになっています。

昨年秋、比叡山で千日回峰行の道(一部)を撮影しながら歩きました。そのときから、桜の咲く頃に八王子山から坂本を見たら美しいだろうなと、ずっと思っていました。

そこで、山王祭の日に・・・(ちょうど桜が咲いていたこともあり、)山に登りました!

八王子山から見た坂本の町

八王子山から見た坂本の町です。ご覧のとおり、琵琶湖に面しています。

そして、日吉大社の参道は桜が満開でした!

実際に見るまでは、どんな風なのか、あくまでも私の想像でしかなかったけれど、こうやって実際に皆さんにお見せできてよかった。


山王祭・神輿神幸

さて、14時半過ぎ、日吉大社西本宮前で、神輿神幸が始まりました。
砂埃が舞い上がり、ものすごい迫力です。

山王祭・神輿神幸

山王祭・神輿神幸

山王祭・神輿神幸

山王祭・神輿神幸

神輿は日吉大社参道に出て、坂本の町を巡行します。この後は軽トラックで琵琶湖岸まで運ばれるので、徒歩の身ではしばらく追いつけませんでした。

山王祭・神輿神幸

下阪本小学校前。地蔵堂の前の桜がきれいでした。最後尾のお兄さんに追いつきました!

山王祭・神輿神幸

ようやく軽トラックに追いつきました。この先は左折してすぐ琵琶湖岸(七本柳)でした。

山王祭・船渡御

七本柳の鳥居。琵琶湖に向かって建てられています。
ここから神輿は台船に載せられて(船渡御)、唐崎神社沖で献饌を行います。

山王祭・船渡御

山王祭・船渡御

山王祭・船渡御

神輿を台船に載せ、氏子の皆さんも乗り込みます。神輿が揃うと沖に向かって出発です。

山王祭・船渡御

山王祭・船渡御

唐崎神社沖へと向かう一行。こうして船渡御は終わりました。
八王子山の上から琵琶湖岸まで駆け抜けた撮影でした。

山王祭・船渡御

ちなみに船渡御の会場は、坂本城跡公園のすぐ隣です。
坂本は、安土桃山時代に明智光秀によって坂本城が築城された地域でした。


芙蓉園の桜

坂本の美しい町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。

坂本は、江戸城や大阪城などの石垣を作った穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる職人集団の故郷で、穴太積(あのうづみ)と呼ばれる石垣が特徴的です。芙蓉園本館の前で撮影。


大宮川の桜

坂本の町、そして日吉大社の境内をめぐるのは、大宮川の美しい水です。大宮川沿いにも桜の美しい場所があります。最後の3枚は、2016年4月に撮影しています。

芙蓉園別館の桜

芙蓉園別館。こちらも大宮川沿いにあります。

流護因神社の桜

左が産屋神社、右が流護因神社。桜の頃は何とも言えない風情があります。
比叡山に立ち寄られる際は、ぜひ坂本の町と一緒に歩いてみて下さいね。

◆撮影日:2017年4月14日(山王祭)・2016年4月8日(大宮川周辺の桜)

◆日吉大社参道と薬樹院の桜へのアクセス:京阪電車坂本駅下車、徒歩すぐ。
◆日吉大社と大宮川へのアクセス:京阪電車坂本駅下車、徒歩20~30分。
◆七本柳へのアクセス:坂本城跡公園隣。京阪電車松ノ馬場下車、徒歩約20分。


↓坂本について

日枝の山道1(日吉大社と山王祭)~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(14)

日枝の山道2(穴太積の石垣、坂本の里坊、慈眼堂の石仏、日吉東照宮)~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(15)

日枝の山道3(延暦寺の門前町、坂本。旧竹林院~山の辺の道~西教寺)~白洲正子「近江山河抄」の舞台を歩く(26)

日吉大社の奥宮(八王子山)から、朝日が昇ったばかりの琵琶湖と大津を撮影(琵琶湖大橋と堅田方面)

 

このブログは撮影地域で出会った方々との交流や、撮影地域の豊かな文化をお伝えできればと、撮影者個人で運営しているブログです。

キュレーションサイト等への無断転載および文章・画像の営利目的利用を禁じます。
Copyright(c)Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

 

滋賀の桜(15) 鮎河千本桜(うぐい川の桜・甲賀市土山町鮎河)

鮎河千本桜

今年も各地へ桜の撮影に行ってきました。

2017年4月16日(日)は滋賀(甲賀市)→三重(伊賀上野市)→奈良(奈良市月ヶ瀬)と回ったので、今年は基本的にこの順番で各地の桜をご紹介してみようと思います。

今回ご紹介するのは、鈴鹿山系の山里にある、滋賀県甲賀市土山町鮎河(あいが)地区。
鮎河とその周辺は、「鮎河層群」(あゆかわそうぐん)と呼ばれる、この土地だけに見られる古い地層で知られます。

子供の頃、身近に地層が好きな大人や先生がたくさんいたので、何度か連れて行ってもらった記憶があります。(私は自然いっぱいの土地へのドライブが目当てでしたが・・・)

その鮎河が、桜の名所になっていました。

鮎河千本桜

鮎河千本桜

地元の方のお話では、うぐい川の両側にソメイヨシノが200本ほど植えられていて、周囲の青土ダムなどを入れると桜が1000本以上あるとのことで、「鮎河千本桜」。

撮影した日は桜祭りが行われていて、屋台も出てにぎやかで、皆さん本当に楽しそうでした。

いつまでも残っていてほしい、穏やかな春の風景です。

鮎河千本桜

◆撮影日:2017年4月16日(日)午前
(※例年の見頃は4月10日前後頃(4月第二土曜・日曜頃))
◆所在地:滋賀県甲賀市土山町鮎河
◆アクセス:JR貴生川駅より「あいくるバス」土山本線乗車「鮎河口」下車、徒歩2分
◆車の場合:駐車場有。桜の場所は下記地図をご参照下さい。

※バスダイヤによっては、「田村神社前」または「近江土山」で乗り継ぎになります。この場合は運転手さんから乗り継ぎ券をもらってください。片道料金一律250円のままで(追加料金なしで)土山町内を乗り継ぎできます(2017年4月現在)。

※あいくるバス(甲賀市コミュニティバス土山地域)時刻表⇒甲賀市ホームページ(公共交通推進課)をご参照ください。


↓ 甲賀市の桜、撮ってます。

滋賀の桜(12) 甲賀市:油日神社と油日駅(甲賀町)・新宮神社表門(甲南町)・水口城(水口町)

滋賀の桜名所一覧・後編(湖南エリア:大津市・湖南市・甲賀市)

滋賀県:桜の開花状況(リンク集)

 

このブログは撮影地域で出会った方々との交流や、撮影地域の豊かな文化をお伝えできればと、撮影者個人で運営しているブログです。

キュレーションサイト等への無断転載および文章・画像の営利目的利用を禁じます。
Copyright(c)Jun Kanematsu/junphotoworks.com(兼松純写真事務所)

 

滋賀県:桜の開花状況(リンク集)

前々回までに掲載した「滋賀の桜名所一覧・前編/後編」に引き続き、開花状況のリンク集を掲載します。

観光協会や自治体が更新している情報で、この数年リンク切れを起こしていない固定ページを中心にまとめました(=2018年以降も使えます)。

※草津市は該当ページがなかったので、2017年4月7日現在のページへリンクしています。
※掲載されていない市町があります点はご容赦下さい。

撮影やお花見のご参考になれば幸いです! 続きを読む →

堅田湖族にぎわい市・2017春開催のお知らせ 4/23(日)・5/28(日)10時~15時@滋賀県大津市本堅田/浮御堂周辺

大津北商工会さんからの情報です。

琵琶湖に近い浮御堂周辺で、2017年4月・5月の第4日曜日に「堅田湖族にぎわい市」が開催されます。地域の特産品、各店自慢の商品、農水産品などが販売される予定です。抽選で地域特産品が当たるスタンプラリーも実施予定!お近くの方はぜひどうぞ。 続きを読む →

早春の奥伊吹、セツブンソウ自生地を訪ねる(滋賀県米原市大久保/2017年3月16日撮影)

早春の大久保集落とセツブンソウ自生地

伊吹山麓のセツブンソウ自生地である、滋賀県米原市大久保を再訪してきました。
2月19日に訪問したときは、↓ご覧のとおりの雪でした。

集落の左側に見えているのが、日本史に「姉川の合戦」として出てくる姉川です。
奥に見えているのは伊吹ではなく、七尾山です。 続きを読む →

衣川天満宮と梅の花(滋賀県大津市衣川)

堅田駅から徒歩約1.3km、明神橋近くに衣川天満宮(きぬがわてんまんぐう)があります。
3月3日に明神橋を渡るとき、参道奥の階段脇で、梅の花が咲いているのが見えました。

うれしくなって駆け寄って撮影して見たけれど、あいにくの曇り空。
2日後にもう一度来ることにして、境内を散策しました。 続きを読む →